●音楽を味わうテキスト『名曲の楽しい学び方 ピアノのレシピ』
こんにちは。
市川市のピアノ教室 ノア音楽教室の大岡史恵です。
昨日の市川市は、突然の雷雨にみまわれ、大変な中レッスンにいらした方も…。
終わる頃にはすっかり青空で、申し訳ないくらいでした。
さて、先日銀座ヤマハで購入してきた楽譜や書籍の中の一つと、この週末に向き合いました。
- こどものためのピアノ曲集 ピアノのレシピ: 名曲の楽しい学び方/音楽之友社
- ¥1,728
- Amazon.co.jp
『みみをすます』 というテキストと同じ、町田育弥さんと雨田光弘さんのコンビによるものです。
雨田光弘さんのイラストは、「アマネコ」として、有名ですね。
当音楽教室のレッスン室のカレンダーは、ずっとアマネコのものです。^^
町田育弥さんには、『みみをすます』のセミナーやレクチャーコンサートで、2度お会いしたことがあります。
「音楽は、たくらむこと」 とおっしゃって、
ピアノを教えるというよりは、ピアノを、音楽を楽しむ力を子どもに与える、
むしろ、先生ご自身が子どもと一緒になって、たくらみ、発見していくことを楽しむ、
といった姿勢に、感動しました。
雨田光弘さんと、町田育弥さん、 お二人に、何か共通する、音楽を愛する想いや、茶目っ気のようなものが、大好きです。
さてさて、そんなお二人による新刊ですから、銀座ヤマハでちらりと見かけるなり、即買いでした。^^
「こどものためのピアノ曲集」とありますが、大人にも、というか大人にこそ、面白がってもらえるかもしれません。
ピアノオリジナルの曲にこだわらず、
バッハやラモー、モーツァルト、バルトークやウェーベルン、三善晃、そして町田育弥さんなど、幅広い時代の曲を題材に、
カノンやフーガなどの技法や、音階、和音などが、
どのように使われて、素晴らしい音楽が「起こって」いるのか、
音楽がどのように作られているか、どんなしかけがあるのか、といったことを紐解いていくような、曲集です。
前書きで、町田さんが、次のようにおっしゃっています
「面白い仕掛けやすてきなアイディアに気づくと、その人と心が通じ合えたようで、うれしくなる。
すると、作った人が音符に託した夢を(…)私も鳴らしたいと心から願う。
私にとって、ピアノを弾くということは、そういうことなんだろうと思います」。
この、町田さんの楽譜の読み方、音楽の楽しみ方、そして作曲の仕方などを
町田さんと一緒の気持ちになって、
ワクワクしながら曲集を読み・弾きすすめていくことができる、テキストです。
バッハの「インヴェンション 第1番」を連弾にしたものは、「材料」がどのように「調理」されたのかが明かされて、
すごい!と、うなりながら(笑)弾きました。
シューマンの『子どもの情景』の第1曲「見知らぬ国々と人々」の味わい方は、本当に素晴らしくて、
ワクワクしながら、弾きました。
何より、町田さんがワクワクしているのが、とっても伝わってきます。
曲集を締めくくるのは、バッハのコラールでした。
ピアノで弾くバッハのコラール。
やっぱり、バッハは偉大です。
「あ~、楽しかった!」
一気に読了・弾了(?)しました。
本当に、楽しいテキストです!!
基の曲をある程度知っている人の方が、楽しめるかもしれません。
このテキストを、子どもの生徒さんとレッスンで使えたらいいなぁと思いますが、
わたしには、今はまだ、難しいかなぁ…というのが、本音です。
でも、こういうことをワクワク楽しめるような生徒さんを育てたいです!
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