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週末虫採り手帳

とある社会人虫屋の生態の記録
クワガタ、オサムシ、その他ミーハー昆虫の採集記がメインです
最近は釣りにハマっているので、釣りもしながら各地でゆるく採集しています
爬虫類とかも飼ってます

八丈島に行ってきた


この八丈島、2022年に公開された某人気探偵アニメ映画の舞台となったのである

今回はその聖地を巡礼する観光の旅、ということで妻を誘い出すことに成功した


もちろん虫採りや釣りは漏れなくしたいので、上手く合間を縫ってほどほどに行うつもりだ


八丈島に採集に訪れたのはもう10年近くも前である(一応2022年にも釣り目的で来ているが、この時は殆ど採集する時間はなかった)


今回、虫の方はハチジョウノコギリをぜひとも採集したい

以前に採集しているのだが、今回はブリードに挑戦したく、なんとか1ペアだけ(最低♀だけでも)でも採集したいところだ



さて、初日は昼の第二便にてゆっくりと八丈入り

宿泊先は映画の劇中にも登場したリードパークリゾートを選んだ

今年は梅雨入りが早いのか、残念ながら天気は荒れ模様である

ホテルに入ると早速例の映画推し

公開されてしばらく経つが、まだまだこれを目的に来島する人はいるような感じであった

外観は年季の入ったホテルであったが、中はとても綺麗で快適だった

少し周辺を観光したのち温泉に入ったり食事を楽しんだしてこの日は終了となった

劇中に出てくる海辺のベンチから海を眺める

この荒れようだと釣りは期待できないかな…


翌日、4時過ぎに起床し、夜明けと共に採集をスタートする

日中は観光するので、夜明け〜9時頃までが採集に使える時間だろう

雨風が強く採集するにはしんどい天候だが、この時期の八丈のクワガタ採集は材起こしで行うため、影響はないはず


昔の記憶を頼りに樫立〜中之郷方面へ向かう

以前採れた伐採地のポイントに辿り着くも、流石に10年近く経つと木々が茂っており当時の面影は全くない状況であった、ポイント探しは1から仕切り直しである


そう簡単に良い条件の倒木は見つからず、林内をずぶ濡れになりながら彷徨うも虚無の時間が続く

やはり観光ついででは採集時間が足りないか…と思いつつ、とある開けた場所に辿り着く

いい感じに朽ちた倒木がかなりの数転がっているではないか、これは期待できそうだぞ


2、3本と倒木を起こしていくと早速黒い塊が…!!

おぉ!!ハチジョウヒラタじゃないか!!!

以前来た時はヒラタはかすりもしなかったので今回の短時間採集では期待していなかったのだが、これは嬉しい誤算だ

すぐ脇の倒木を起こすと今度はハチジョウヒラタがペアで現れた

そして本命のハチジョウノコギリも登場

ハチジョウネブトの幼虫も出てきた

ネブトも昔幼虫を持ち帰り飼育してみたのだが、羽化させることができなかったので今回もトライしてみよう


さらに写真は無いがハチジョウコクワの幼虫も出てきた

ここだけで八丈島特産のクワガタを全て見ることができてしまった…なんというポイントだ…


30分ほど夢中で材起こしをした結果、ハチジョウノコギリとハチジョウヒラタを合わせて10匹ほど採集することができた

ヒラタの数は少ないと聞いていたが、これだけ集中して見れたということはここで発生しているのではないか

材割はしなかったが、もしやっていれば幼虫も多く得られただろう


しかし結局ノコギリの♀は得られず、移動することに


また別の場所で良い感じに倒木が転がっているエリアを見つけるも、ハズレ

遠目ではかなり良さそうに見えるのだが、クワガタはさきほどの写真のように倒木の下が土になっているところに潜んでおり、小枝や枯れ草が堆積しているところからは出てこない

ここは全てそのような環境であった


再び林道を彷徨い、タイムリミットまであと僅かというところで、道路脇に少しだけ材が積まれている一画を発見


あまりオーラを感じない倒木だ、しかも道路脇だしな…そう思いダメ元でひっくり返すと

!!!


やった!!ノコギリの♀だ!!


最後の最後に求めていたノコギリ♀が1匹、あまりにも出来すぎた結末である

目的を達成した瞬間、信じられないことに雨は止み、一瞬だけ日が差した

なんという感動的なフィナーレ…

行きの空港で大事な釣竿を1本折るという"徳"を積んだから、神様がクワガタを取らせてくれたに違いない

ブリードに最低限必要な分を残してあとはリリースした


その後は心置きなく観光を楽しんだ


裏見ヶ滝

ビジターセンターにて

"八丈島の生き物"としてハチジョウノコギリクワガタは様々な所で取り上げられていた

しかしハチジョウヒラタやハチジョウコクワなどが書いてあるものはない

ヒラタはぱっと見特徴が分かりづらくマニアックなため取り上げられないのも分かるが、コクワなんかは赤くて特徴的だと思うのだが、なぜだろうか?

ホテル近くのゆーゆー牧場にて搾乳見学など

ここで採れたものはホテルや市街地の八丈島ジャージーカフェにて頂くことができる

どれも美味で特に牛乳は絶品、そこらの観光牧場の牛乳なんかより遥かに美味であった

ココムーン(心月)の明日葉パスタ

粋やにて島寿司や天ぷらなど


どれも美味で大満足

八丈島がこんなにグルメを楽しめるとは知らなかった


普段は基本朝から夜まで(夜中も?)ずーっと昆虫採集や釣りばかりしているので、こういったところまで満喫する余裕がない

何度も来ている八丈島だが新鮮であった


ささっと目的を済ませて、観光もする余裕を作れるほどプロ級の腕前があればよいのだが、大抵はぎりぎりまで粘って粘って慌ただしく帰ることになる


ちなみに釣りの方はというと、2日目の夜はたまたま雨も風も治ったので竿を出してみたが、渋かった


天気に恵まれない旅ではあったがクワガタも採れて満足のいく旅行であった

次は大物を釣りにまた来てみたい

楽ちんゲンゴロウ採集法

①適当に釣具屋とかスーパーで餌を買う(今回は冷凍サンマ)

②池に設置する(沈まないよう水草などの上にセットしておく)

③そのうちゲンゴロウが寄ってくるので適当な網で掬う

ガサガサ採集からペットボトルトラップ採集を経て、最終的にこの方法に行き着いた

正直効率は微妙なのだが、とにかく荷物が少なく済んで楽なのが良い!!


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さて、今回は年始の連休を利用して沖縄本島へ行ってきた

のんびりバカンスの予定だが、夜少しだけ外に出てゲンゴロウ採集でもできないかとホテルから近い中部の山へ

この連休は特に冷え込んだようで、日が出ていない時はコートを着ていないと寒いくらいの気候だった

そして夜にポイントとなる山間の池に着くと気温はなんと11℃…

吐く息は白く、手はかじかむ…本当に沖縄ですかここは!?


流石にこの気温じゃダメかな〜と思いつつも、せっかく来たのだから…と一応餌をセットして凍えながら待つこと1時間、なんとヒメフチドリゲンゴロウとコガタノゲンゴロウをそれぞれ1匹ずつ採集することができた!

水も結構冷たかったのだが、南方系のゲンゴロウがこの寒さで餌に寄ってきたのは驚きだ


ただ、流石に活性は低いようで、たまたま餌の近くにいた個体だけが寄ってきた感じがする


この採集はまだ水の冷たい冬〜春の沖縄でしか試せていない

気温の高い時期にやればもっと活発に餌に集まってくるだろうか??ぜひ試してみたいところだ


3連休暇すぎたので秩父へ。

今年はなんだかんだ行けてなく、夏が終わるこの時期になってしまった。

まだまだ都会は暑い日が続いてはいるが、虫達はどうか

山の上も夏と変わらない気候ではあったが…



いつもは必ずクワガタやカブトムシが見られるポイントに来たが、甲虫達の気配が感じられない

秋っぽい虫がちらほらと見られるのみ

しばらくしてようやくスレたアカアシ♀を見つけられた

カマキリモドキ

見れると嬉しい

新たなポイントを訪れてみたところ、なんとオニクワガタ♂の死骸を発見!

来年はここも見回りルートに加えてみよう


暑さは全く収まる気配がないが、季節は進んでいるようだ