週末虫採り手帳 -27ページ目

週末虫採り手帳

とある社会人虫屋の生態の記録
クワガタ、オサムシ、その他ミーハー昆虫の採集記がメインです
最近は釣りにハマっているので、釣りもしながら各地でゆるく採集しています
爬虫類とかも飼ってます

仕事上がり、いつもの様に荒川へ。

今年も結構通ってはいるが、コクワたまーにノコギリくらいで進捗なしの荒川河川敷。
もはやヒラタ採集なのに持ち物はライトとデジカメだけという、居てもそれじゃ採れないだろ、という装備で行くこと数多。

今日もどうせダメだろう・・・そう思ってふと高さ2mくらいの枝を照らしたその時、いつものツヤ消しとは違う、光沢のあるエリトラが洞の中に見えた。

ヒラタだ!!!

間違い無い。一瞬で引っ込んでしまったが、あのツヤのあるエリトラがコクワであるはずがない!
しかし洞採集に欠かせないヘッドライトも無ければ、ピンセットも無く、穴から追い出す為の酢エチも何も無い。
慌てて家に帰る。今から戻ってまた来たら睡眠時間が危ういが、そんな明日の事はどうでもいい。
最速で自転車を飛ばし、ヘッドライト、ピンセット、酢エチを持って再びたどり着く。
20分ほど格闘した、遂にその時は来た。


いよっっしゃぁあああ!!!!!!
遂に、遂に、遂に採れた!!!
東京に越してきて3年。
開発し尽くされた目の前の河川敷など眼中に無く、多摩川へ通った1年目。
オサ掘りから可能性を見出した2年目。
そして、3年目にして遂にこの日がやってきた。

だがポイントの感じを見る限り、ここももう先は短い気がしてならない。
が、素直に今は喜ぼう。明日も仕事なので早く寝よう

近年、埼玉県の草加市で外来種のカミキリが問題になっているという・・・。
その名も"アロミアブンギ(学名:Aromia bungii 和名:クロジャコウカミキリ)"

中国やベトナムあたりに分布するカミキリで、近年サクラの木を食害が深刻化しているそうだ。
近辺には製紙工場が多く、その何かしらの資材に混入したものが広まったのではと言われている。
大々的にニュースになり広まったのは昨年のこと。しかし広まった頃には発生末期だったらしく、自分もトライしてみたが採る事が出来なかった。

カミキリ屋ではないがこれは気になるし、何より今住んでる所から1時間くらいで行けるのだ。
今年はNHKでも特集されたり、行政も駆除に力を入れている様子。
せっかくなので自分も見てみたい!駆除に協力しよう!

というわけでポイントへ。
実は今年6月に2回来ているのだが、両方とも天気に恵まれず採れなかった。
今日は久々に晴れとなった休日。今日を逃すとまた暫く来れないので今日なんとか見つけたい。

ポイントの様子。サクラが川沿いに延々と植えられている。
ここの一部区画が特にひどくやられている。

食害が酷い木はもうすでに対策が取られている。
脱出孔と思われる所にボンドを注入して固めたり、写真のようにネットで覆っている。

当初は木を切らずに対策との方針だったが、どうしようも無いと分かったのか、食害の酷いものはこれから伐採してしまうそうだ。
しかしこれだけサクラがあればこの程度で防ぐのも難しいはずで、出くわすカミキリ屋さんに聞けば普通に採れてしまうそう。

こんな感じで穴だらけで木屑が噴出している。

 

さて一本一本見て回っていく。今日は採集にうってつけの天気だが、かなり暑い為辛い・・・。
そしてこのアロミアブンギ、意外に採れない。
被害が深刻と報道されている割には数が少ないと、ここで会う人たちは皆言う。
炎天下の中3時間ほど行ったり来たりしたが影も形も無い。

一説によるとピークは6月中だの言われてるし、もう今年はダメなんだ・・・帰ろうかな、と思っていると、向こうから竿を持った年配の方が、勿論同じ虫屋である。
その後も他のカミキリ屋さんも現れ、公園の一角で井戸端会議に。ベテランの方々ならではの話を色々と聞かせてもらった。
長話を終えると日も陰ってきて17時。その方々は今日はもう撤退するとの事だったが、自分は最後に一周してから帰る事にした。
 

”でかいから、居ればすぐ分かるよ!”
3回ここに通ってそう言われ続けてきた。しかし現物を持った人には会えなかった為、全くイメージが沸かない。
もはや暑さによる疲れで集中力も散漫。
"せめて穴が目立つ木くらいは最後にしっかり見よう"と上で写真を載せた木へ辿り着いた、その時だった・・・

いた!

間違いようがない。散々見て回って何の気配も感じられなかった木に、一目見て分かる大型甲虫が居た。
丁度へその高さくらい、写真を撮るより前に採ってしまった。

結構な速さで幹を歩いていたのでカメラなんぞ用意していたら逃げられそうだった。

ヤラセ生態写真。
動きが早くて+飛んで逃げられたらどうしようというプレッシャーでブレまくり。
みんなが言う通り、居ればすぐ分かる。存在感はかなりのものだった。
 

流石に追加を狙う気力も無く即帰宅。

しかし大きいカミキリだな、こりゃサクラの木が続々衰弱するのも頷ける・・・。




これだけ大きくて目立つ虫なので正直採れれば嬉しい、しかし実際問題アロミアブンギは深刻な影響を与える外来種なので駆除されて然るべき存在。

アロミアブンギ狙いの虫屋=環境に悪影響を与える人達と考えてる人も一部居るようなので、一言言わせて頂きたい。
アロミアブンギ自体に魅力を感じていても、アロミアブンギが移入されてしまった事実を喜んでいる虫屋は居ないという事を勘違いしないでいただきたい

外来種が広まって生態系が崩れてしまう事は絶対に良くない事。しい環境があってこそ楽しめる昆虫採集だということ。
 

昆虫マニアにはポイントを広めたくないというような書き方をしている所もあるが、捕殺しかない現状を考えたらここは虫屋を利用して、徹底的にポイントを公開して人海戦術で採っていくのが唯一出来る対策ではないかとも思う。

6/21~23で北海道へ行ってきた。

昨年、オサ掘りに挑戦し敗れたオオルリオサムシがメインターゲット!あとはゲンゴロウ、クワガタなんかがお目当て。
6月頭に行きたかったのだが、研修やら休日出勤やらで休めず、この日程に。
しかも今年は春が早かったとの噂通り、結果はかなーーーり微妙だった。

初日はひたすらトラップ設置。
ウトナイ湖、支笏湖近辺に設置。
夜は街灯巡りをしようと思ったが場所がよく分からないまま終了。

2日目は2班に分かれて行動。
自分の方は江別~定山渓付近でゲンゴロウとオオルリオサムシを狙う。

午前中はゲンゴロウ・ゲンモの居そうな沼を探すがボーズ。
午後は定山渓へ。定山渓といえばオオルリオサムシで有名なポイント。
がしかし、定山渓と言っても地図を見てみると広すぎてどこに行けばいいのか全く見当がつかない。
結局側溝のある良さそうな林道へ辿り着けたのはもう夕方だった・・・。

やっと見つけたオオルリオサムシ。

側溝の中できらりと輝いていた。

短時間で先輩と二人合わせて4頭。

山の方は時期的に良い感じか?
もっと早くにこのポイントを見つけられていれば・・・コップもここに設置すべきだった・・・。

夜は山間の駐車場でライト。気温12度くらいしかなくて寒かった。
めぼしい虫はミヤマクワガタとヒメオオの♀が数匹、クワガタには早かったか?

あとはそのへんを歩いていたセダカオサムシ、自分は採れなかったが…。


最終日はトラップ回収。

それなりに数は埋めたが殆ど入らず。
時期を外したというのもあるが、2泊でPITをやるというのがそもそもきつい話か・・・?


その後飛行機の時間まで苫小牧の方でゲンゴロウ探し。
昨年冬に来た時に採った溜め池をやるもボーズ。
 

総括
北海道においてポイントを知らないのはかなりのロスになる。
小さな離島なら1泊でも充分回れるので詳しいポイントを知らずに行っても採れるポイントに辿り着けるが、北海道はは広すぎてダメ。殆どが移動時間になってしまったのが反省。

次はもうちょっと下調べをしてから行かないとなぁ~。
リベンジしたい!