週末虫採り手帳 -25ページ目

週末虫採り手帳

とある社会人虫屋の生態の記録
クワガタ、オサムシ、その他ミーハー昆虫の採集記がメインです
最近は釣りにハマっているので、釣りもしながら各地でゆるく採集しています
爬虫類とかも飼ってます

毎年どこへ行こうか楽しみで堪らない海の日の3連休。
今回は後輩からのお誘いがあったので対馬へ行く事にした。

メインターゲットはもちろんキンオニクワガタツシマカブリモドキ!この2種は絶対に外せない!
サブタゲとしてはツシマヒラタ、チョウセンヒラタ、ヒメダイコクなど・・・チョウセンヒラタ以外は難易度としては低いの2泊の旅でも心配はなさそう。


到着後、まずは厳原の中心街で買い出し。



噂には聞いていたが韓国語表記の多さに驚く。国内よりも韓国からの観光客が多いのだとか。

その後は林道にてバナナトラップとコップを設置。
チョウセンヒラタも狙えるポイントとのことだったが、あいにくこの3日間は気温が低く、どちらも成果は乏しいものだった・・・。


採れたのは小さいツシマヒラタとカブリモドキが少々。密かに採りたかったツシマオオカメムシが一頭だけバナナトラップに来ていたのには興奮したが、よく見ると体が半分以上蟻に食べられてしまっていた・・・。

ツシマカブリモドキ
これで日本のカブリ系はほぼコンプリート!

キンオニクワガタの棲む沢
今回のメインだった。標高の高い沢沿いの湿った材を割っていく。

羽化したての個体、美しい!
沢沿いには材は多いがキンオニ材ばかりというわけでもなく、なかなか当たりは引けない。

オニ系の採集に慣れていない事もあってか成果はぼちぼち。
難易度的には"行けばまぁまぁ採れる"くらいに感じた。他の山ではもっと個体数が多いのかもしれない。

こちらは♀。

上の写真を引いて撮った図。
写真の様に今にも浸水しそうな材でもよく採れる。


その他、沢沿いのスダジイで偶然ツシマセダカコブヤハズカミキリを採集できた。

夜は某公園でBBQをしながらライト。
しかし気温が低く飛んできたのはヒメダイコクコガネくらいだった・・・。

街灯巡りではコクワやノコギリが多く見られた。
そしてなんと念願のオオキベリアオゴミムシをGET!
冬のゴミムシ掘りであれだけやっても出会えなかっただけに嬉しい。

対馬のノコギリは本土とかなり形が違う、との後輩のアドバイスもあり一応ノコギリも採集した。
中歯しか採れなかったが、確かに雰囲気が違うかも・・・?

最終日はハチ屋の後輩が対馬の養蜂業を脅かすツマアカスズメバチを採集したいというので北部の方へ。
巣箱の前でツマアカスズメバチがやってくるのを待つ。

天気が悪く採集できたのは僅か数頭。

楽しい時間はあっという間・・・。
対馬に現在住んでる後輩に聞いた話だが、今年は虫自体が少なかったのだそう。
それでもお目当ての虫はあらかた採集出来たので良かった。
アクセスしづらいこの島にもう一度来る事があるのか分からないが、次があるならチョウセンヒラタやカメムシを狙って採集してみたい。

 


えらく久々の更新。
というのも採集自体殆ど行っていなかった。
時が過ぎるのは早くあっという間に夏。死ぬ程楽しみにしていた日がやってきた。

クワガタの楽園奄美大島!

代休を使っての3日間。梅雨明けの最高の時期だ。
東京は肌寒い日が続くが奄美へ降り立つと最高の蒸し暑さ!
今回の目標はアマミノコの70mmup
採集方法は主に放棄されたミカン畑で行う。日中に良さそうな場所を探しておき、夜見に行くと・・・

スジブトヒラタ、アマミヒラタ、アマミノコがベタベタとついている。

昼間でも根元や樹の隙間をよく見ると採れたりする、殆どがヒラタだが。
奄美大島には何度か来た事があるが、まだ虫採りをよく知らない頃でミカン採集を知らずバナナトラップしかやってこなかった。それが今回ミカンの樹を見て回ったらこんな短期間で沢山のクワガタが採れるのだから開いた口が塞がらない。

そこら中にクワガタがついておりまさに楽園、夢の様な時間だった。

ただ、放棄された所なので当然下草は生え放題で、ハブの危険と隣り合わせの採集となる。興奮しつつもどこか冷静な、そんな採集だった。
 

夢中になりすぎて写真が全然無い・・・

余裕で3ケタを超える数は確認できたが、持ち帰りはごく少数。

これが今回一番大きかった個体で70~71mm程度。ぎりぎりの目標達成となった。

後輩が79mmupを採集しておりそれは圧巻の大きさだった。
しかしそれが居たのは腰より高いところまで下草が茂った藪の奥の樹。
そこで採集し始めたと同時に大きなハブが藪の中に見つかり、にも関わらず後輩はハブを恐れず堂々と踏み込んで採ったのだ。
自分はすっかり怖くなり畑の外側からのルッキングで採集していた。この辺が採れる人間と採れない人間の差なのだと思う。

突然現れたアカマタ。
ハブを警戒しながらだったのでヒヤっとする。

後輩がネキダリスを採集したいというので吹き上げ採集も行ったが不発。
自分は初の吹き上げ採集で飛んでくる虫が全く見えなかった。


鶏飯。
学生時代は貧乏旅行すぎて1000円程度の食事にすら金を使えなかったので初となる。
とても美味だった、今まで食べなかったのが勿体無い。

とりさし
こちらも絶品。どうして今まで食べなかったのか・・・。

3日間という短期滞在だったが、今までの奄美大島旅の中でも最も濃い旅だった。
やはり奄美は楽しい、生物好きを引き寄せる謎の魔力がある。
ポイントを開拓しながらの過酷なスケジュールでとてつもなく疲れたが、大成功の旅と言えるだろう。
今回の旅である程度ポイントは開拓できた為、来年以降はゆるーい感じで海なども満喫しつつ採集に訪れたい。

また来てしまった。

ここは五島列島福江島。巨大マイマイカブリの棲む島。
2年前、あんなにも惨敗したというのに・・・。


夏の福江は高い+バナナトラップが大変+短期滞在でバナトラ採集は効率が悪い。
ならばオサ掘りしかないのだ・・特にこの時期なら夏に比べて旅費が半額で済むの大きい。

しかし福江島でマイマイカブリを掘って採るなんてのはまず聞かない話だし、その通り2年前挑んでみたら死骸すら拝めなかったのだ。
それなのにまた来るとはどうかしている。
こんな見込みの無い旅に、二人の先輩が付き合ってくださったのだ。感謝。


前回の右も左も分からない採集とは違い、夏に採れたダムのポイントがあるので早速そこへ急ぐ。

立ち枯れなど多いが、乾燥しきっているものが多い。
実績のあるポイントだったので期待したがカスリもしない。

結局オオオサムシくらいしか出ず、夕暮れも近づいてきたので山を下りながら採集していく。
すると林道のすぐ脇に良さげな部分枯れを発見した。
まぁどうせダメだろうと期待はしていなかったが、一応車を降りて崩してみることに。


高さは2mほど、鍬を入れると先端部が落下。自分は落下した部分を、先輩は折れ口を崩していく。


"やっぱり何もいないか・・・"


そう思った次の瞬間・・・


先輩「いいぃいたあぁぁああああ!!!!!!!」


まじか!!!!!

先輩の手に握られていたのは紛れもない巨大マイマイカブリだった。
手との比率をよく見て欲しい、その大きさが伝わってくる。
やった!遂に掘りで福江マイマイが採れた!
すぐ隣で採られて悔しくもあるが、とりあえずオサ掘りで福江マイマイが採れた事に喜んだ。

こんなしょぼい部分枯れの間に挟まっていたのだそう。

なんとしても自分も出したい!とアドレナリンが大量に分泌され、サイヤ人モードに。
林内は既に暗くなり始めていたので、倍速で採集する。
なんとなく目を付けた根返りの部分枯れに鍬を入れると・・・

 

出たぁぁ!!!!!!

でかい!!!でかいぞ!
さらにさらに、すぐ後ろの材の樹皮の間からもう一頭追加!!

夢を見ているようだ・・・。


正直採れるなんて全く思っていなかったのに、初日で3頭とは嬉しすぎる。


流石に真っ暗になってしまったのでこのポイントは翌日へ持ち越し。

翌日は夜明けと共に行動開始。
今日は何頭採れるだろうか・・・心が踊る

 

しかし・・・

いない。

いない。

採れない。

 

 


あろうことか、その後姿を拝めぬまま旅は終わってしまった。
湿度の高い沢沿い、日の当たらない斜面、適度に湿度のある材、高所の立ち枯れ、洞、崖、あらゆる場所を探したが全くダメだった。
最初に採れた環境なんかよりも遥かに良い越冬場所は無数にあったのに、死骸すら見つけられなかった。

今回の成果。
左は♀57mm。♀にしては小さめ?
右は♂で60.5mmとでかい。だがもともと左前脚が無く、さらに掘り出す際に右後脚を追ってしまった。♂にしては大きめな個体と思われるだけに悔しい!
ちなみに先輩が最初に採ったのは♀で63mmとまずまずの大きさだった。


総括


福江のマイマイカブリ採集、効率はかなり悪い、そして採れる環境も掴めなかった。
全くオススメできない採集である。笑


とりあえず、念願だった"掘りでフクエマイマイを採る"というドリームを達成できたので満足!楽しい旅だった。