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週末虫採り手帳

とある社会人虫屋の生態の記録
クワガタ、オサムシ、その他ミーハー昆虫の採集記がメインです
最近は釣りにハマっているので、釣りもしながら各地でゆるく採集しています
爬虫類とかも飼ってます

土曜日の朝、週末の疲れでだるい体を無理やり起こし、高尾山へ。

 

お手軽採集のうちのひとつ。

狙いはモミの立ち枯れにやって来るというアオタマムシだ。

3度目の挑戦になる。

 

1度目は一昨年、時期が遅すぎたのかボーズ。

2度目は去年、天気が怪しい中無理やり決行したら雨にやられボーズ。

3度目の今年、どうなるか・・・!

 

到着は10時過ぎ、モミの立ち枯れが並ぶ有名ポイントだ。

当たり前だが既に何人かの採集者がいた、やっぱりこれだけ有名だとな。

本当はもっと早く来たかったのだが、一人での採集だとどうしても甘えが出て寝坊してしまい、出発が遅れてしまうのだ。

 

話を聞くと既に採集しているとのこと!午後からが勝負と聞いていたが、早い時間でも採れるのか~。

流石にここに割り込むのは気が引けるので、登山道を外れ別の立ち枯れを探す。

 

すると斜面を降りた先に巨大な一本の立ち枯れを発見。

うーん、でかすぎるかなぁ・・・こりゃ採るのは難しいか・・・

 

 

と思っていると、何やら上の方にちょこちょこ動く怪しい影が!!!!

 

いきなりかっ!!

 

と慌てて網を伸ばす・・・

 

 

が、8mの長竿でも届かない・・・ッ!!!

 

 

あぁぁ、あれが噂に聞くアオタマなのかなぁ・・・

 

なんて網を仕舞おうとすると、5mくらいの所にも怪しい影を発見!!

慎重に網を被せると・・・・

 

 

アオタマムシ

 

おおおぉぉお!!採れた!!!いきなり採れるとは!!!

ポイントついて10分も経ってないと思う、最速記録に迫る勢いだ。

 

次は生態写真も撮りたい。

しかしその後はなかなかそれっぽい虫が現れない。

 

セミ

 

ヨツスジハナカミキリ的なムシ

 

肉眼では分からなかったが、一眼カメラの望遠レンズ+ズームを使うとかなーり高い所に居る虫の正体も分かる、すごい。

 

結局12時くらいまで粘ったが、追加はなし。

人も増えてきたし、1匹採れて満足したし、なんだが妙な疲れもあったので下山することにした。

 

倒木にいたヤマトタマムシ

 

ルリボシカミキリもいた。

今までそこそこ色々なところに採集に行ってたつもりだが、なんとド普通種であるこの虫を見るのは今回が初めてなのだ。

普通種ながら素晴らしい色合い、アオタマと同じくらい嬉しかったかもしれない。笑

1匹だけありがたく頂戴した。

 

登山道沿いの木にアオダイショウ

登山客は皆気付いていない様子だったが、自分が立ち止まって写真を撮り始めると注目が集まり、ちょっとしたお祭り騒ぎになった。

 

13時には下山。帰って寝た。

6/25 与那国 ⇒ 石垣

 

19:30、定刻通り、あっという間に石垣島へ到着。

今年3回目だ(笑)、帰ってきたという感じがする。

 

今回の旅に石垣島を入れた理由、それはノブオと双璧を成すヨツモンオオアオコメツキを狙う為だ。

ノブオより個体数が少ないとは聞いている。

それに加え今年の発生状況と短い滞在時間、確率はかなり低そうだが諦めずにやろう。

 

早速レンタカーを借り、市街地方面へ。

与那国島から来るとなんて都会なんだろうと思う。

まずは春も来たラーメン屋"ウシのカドデ"で腹ごしらえ。

今回は油そばを注文。相変わらず美味。

沖縄まで来てラーメンとは普通選択肢にならないだろうが、地元沖縄料理を差し置いてでも来てしまうほどここのラーメンはウマイ!ごちそうさまでした。

 

そしていざ街灯巡りへ!

少ないながらヨツモンオオアオコメツキもライトに飛んでくると聞いている、それに期待。

 

しかし色々と巡ってみるが石垣島もLEDの街灯ばかりなようだ。

数年前は良いスポットだった某ダムも、今は明かりが消えている。唯一残った小さな街灯があったので辺りを散策すると・・・

サキシマヒラタが見つかった。

 

その後も目立った成果はなく、ヒラタがぽつぽつ追加できたのみだった。

ゲストハウスに戻り爆睡。

 

6/26 石垣 ⇒ 東京

 

いよいよ最後の日だ。

昼過ぎまでの短い時間での勝負。場所選びは迷ったが、島内どこでも採れそうなので近場の於茂登岳周辺に絞ってやる事にした。

 

採集を始めてまず目についたのがクサギらしき樹。

 

んんん???

 

サキシマヒラタの小型の♂がいた。

クサギにクワガタがつくとは聞いていたが、実際に見たのは初めてだ。

 

カラスザンショウの大木を仰ぎ見る。

怪しい影はない、セミの姿も見えない。

 

樹液が出ていてサキシマヒラタや蝶が集まっている樹もあったが、ヨツモンオオアオの姿は見えず。

頑張って探したが、無常にもタイムアップとなってしまった。

 

沖縄、与那国、石垣、短期間で全ての目的を達成するのは厳しいとは思っていたので、仕方ない。これだけできれば上出来だ。

石垣島は夏にまたいつか来よう。

6/25 与那国 ⇒ 石垣

 

2日目の朝。今日も朝から猛烈な暑さだ。

今日は18時30分の最終便で石垣へ戻る事になっている。

バイクを返して荷物整理をする時間を考えると採集できるのは16時頃までだろう、それまで頑張るぞ。

 

まずは山へ向かう前に海岸沿いのポイントへ。

同じ宿に泊まっていた人から、やたらとカナブンが飛んでいる場所があったと昨日聞いたので、寄ってみた。

牧場へ続くこんな道。

たしかにカナブンが沢山飛んでいる。

掬うとイシガキシロテンハナムグリが入った。

 

その後は昨日バナナトラップを仕掛けた久部良岳へ。

おっ、そこそこカナブンが集まっているぞ?

 

沢山のタイワンシラホシハナムグリに混じって、なんと1頭だけカバイロハナムグリが!!

数が少ないと聞いていたので嬉しい!!

 

そのまま山を降り、宇良部岳方面へ向かう・・・前に。

ここは比川浜。

そう、Drコトー診療所の舞台となったあの建物がある場所だ。

ぶっちゃけこのドラマは見ていないのだが、一応寄っておいた方が良いだろうと思って来てみた。

実際には使われていない建物で、ドラマの為だけに建てたそうだ。

その為に建てたとは思えない、何十年も前から使い込まれているように見える造りには職人の凄さを感じた。

 

そして宇良部岳へ、昨日は行かなかった山頂方面へ向かう。

同業者の数は多いが、どうやら全員迷蝶目当てのようだ、ここは良いスポットらしい。

 

林道を歩いていると、目の前を横切る細長い大型甲虫が!!!

即座に反応し、ネットイン!!!

アヤムネスジタマムシ

 

お前かいっ!!

タマムシ系が網に入ってがっかりしたのは初めてだ。

 

その後もルッキングを続けていくと・・・

 

うおおおおお!!!!

いました、確実にノブオです。


なかなか網で採りづらい場所にいる。

 足元の藪に落としたら終わりだ。絶対に網に落ちるポジションに来るまでひたすら我慢・・・。

10分ほど睨み合いが続いた結果、無事ネットインできた。

この樹もよく見渡すとクマゼミがついていた。

やはり少ないながら樹液が出ていて、誘因されているのだろうか?

 

更にカミキリムシのようなシルエットの虫が飛んでいるのが見えたので掬うと・・・

まさかのノブオだった。

 

そのまましばらく採集したが、追加はなし。

昼時も近づいてきたので、一旦比川集落まで戻り、与那国そばを頂く。

与那国のコーレーグースはペースト状になっていた。

唐辛子が漬けてあるだけのものより辛い気がした。

 

さて午後の部。

ノブオはこれまでで計5頭。標本箱を1つ埋めるほど採りたいとか、そういう欲はないので十分すぎる数だ。

ルッキングは一旦やめて材採集の準備をする。狙いはヨナグニネブトクワガタだ。

シロアリと一緒に出てくるらしく、採集難易度は少し高め?ではないかと思われる。

 

適当な場所から林内へ入り材を探す・・・が・・・

 

 

暑すぎる!!!!!

 

 

この高温多湿の中での材割という重労働、死にそうである。

しかもなかなか良い材が見つからない。いくつかシロアリの居る材を見つけたが、ネブトの姿は無かった。

 

1時間半くらいはやっただろうか、もうそこでギブアップ。

熱中症になりそうだったのしばらく木陰で休憩・・・こりゃきついわ。

 

再び林道採集へ。

なんだか綺麗なアオドウガネが居るなぁと思って確保。

帰ってから調べるとエサキアオドウガネという別種だった。

形で見分けるのは難しいらしいが、アオドウガネと比べてツヤがあって輝いているような感じであれば本種らしい、採っておいて良かった。

ちなみに普通のアオドウガネの八重山亜種も生息しているようだが、こっちは採らなかった。事前に知っていれば・・・と少し後悔。

 

その後は目立った成果は無かった。

16時頃に切り上げ、ガソリンを入れてバイクを返却+宿でシャワーを浴びて、17時頃空港へ送ってもらった。

18時半の便で石垣へ、さらば与那国島。

ノブオが採れて本当によかった、ありがとう!