「本当にやりたい事」は間違えやすい? | 加藤望オフィシャルブログ自分で決める働き方と生き方

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ビジネスコーチとして
経営者やリーダーのコーチング、起業コンサルを行う
NozomiCommunication代表加藤望のブログ。
多種多様なビジネスパーソンを紹介するラジオ番組
渋谷クロスFM「加藤望の渋谷仕事大学」
フリーラジオパーソナリティ

「こんな仕事をはじめたいと思っています」


「こういうのがやりたいんです」


と相談を受けることはたびたびあります。


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しばらくお話を引き出していると


「実は本心ではそう思っていない」


ということもたびたびあります。




言葉にして発せられている側(わたし)からすると


違和感があることも


言葉にして発している側(本人)は気づけていません。




以前セッションをした方でこんな方がいました。


・仕事を辞めてライターで食べていきたいと思っている

・世の中理不尽なことが多すぎます。嘘も多い。真実を伝えていきたい

・わたしの働いているところの上司なんてまさにそうで無駄が多い。
あと、詐欺師のようなやつがたくさん稼いでいるのも間違ってる。

・そんな奴らが認められるのかおかしい。

・正しいことを正しいと言って発信していきたい



一見やりたいことは明確に見えます。



例えば収入が全くのゼロになったとしたらどのくらいの期間生活できそうですか?

と伺ったら

2年

だそう。



「仕事を辞めてライターで食べていきたい」

と仰っていたので約半年後の退職の選択肢も提案しました。



単発セッションだったのですが
何度かメッセージでアフターフォローをしました。


「仕事を辞めてライターで食べていきたい」

はその方の本当にやりたい事だと感じられなかったからです。


継続セッションや
退職、
退職することが本当にいいのかどうか改めて考えることなど

いくつかの選択肢を提案しました。


そしたら突然メッセンジャーの音声通話の発信がきて
びっくりしてとったら
怒鳴って怒られてしまったんです。


「コーチなのにクライアントを応援するのが仕事じゃないのか!」

って。


「一度決めた退職ですが
自分が違うと考え直したらもちろん退職しなくたっていいんですよ」

とお伝えしたあとでした。



その時は怒鳴られて本当に怖かったんですが
きっと本当に怖かったのはご本人なんです。



大学を卒業してからずっと働いてきた会社を辞めること

新しい道へ踏み出そうとすること

自分は誰にも認められないと思い込んでしまっていること

自分では許せない他人が評価されていること




その方の本当にやりたい事は

ライターとして独立することではなく

他者から認められること

だったんですね。



これ以上メールでアフターフォローはできないと思い
念のため継続セッションの提案をしましたが御断りされてしまいました。



コーチングやコンサルティングは
誰かに言われて無理やりやってもまるで効果がでません。
最後は自分で「やる」と決めて行動していただくしかないんです。



それから1年以上経ちましたが

自分のコンフォートゾーン(不安にならない行動範囲)からは出られていないようです。



今まで何十年
その思考と身体で生きてきて

思考のクセや思い込みはなかなか簡単に気づけません。


「本当にやりたい事」

が見つからないことより

「やりたくない事」を「やりたい事」と勘違いしてしまわないように。





 

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