もうかれこれ一年以上になるんだね。
君たちがいなくなってから、パパお布団で寝られなくなっちゃってね、ずっとソファーで寝てるんだよ。テレビをつけたままね。
公園で遊んでるお友達の声が聞こえるとね・・・切ないんだよ。情けないね。
ベランダから見る君たちが好きだった。
お友達と遊ぶ姿がね、「へ～あんな遊びするようになったんだ？お姉ちゃんになったんだね。わっ！男の子たちと話してる。ちょっと待てよ？あの男の子は君が好きだと言ってた子じゃないか？おいおい・・・ん～～～まっ、いいか？理解のある父親にならなくちゃね。がまん、がまん。なんてね。」
「大きいお兄ちゃんに混じってる。怖くないのか？小さくても男の子だからな。パパなんか子どもの時は大きいお兄ちゃんが苦手でね。君みたいにできなかったよ。さすがだ。
オスベリやるの？君はオスベリが大好きだもんな。へ～？小さい子に順番譲ってあげるんだ？優しいね。大事なことだよ。偉いね。血は争そえないよな。パパもそうだったって、お婆ちゃん言ってたし。」
もうずっとカーテン閉めっぱなしだよ。何も見たくない。何も聞きたくない。