先日、施術中に窓の外を眺めていると、街路樹の枝にムクドリが一羽止まっていました。
まだ寒さの残る3月の夕暮れ時に、悠然と一羽ムクドリが毛づくろいをしていました。
下を通る車の騒音に身じろぎもせず、ただ毛づくろいをしていました。
大分寒いけど、まだ巣に帰らないのかな?
そもそも巣があるのかな?
剪定を終えたばかりの木々は葉がすかすかで、あるいはそこが巣であったのかも知れないけど、今はその体をなしていません。
思えば、今年は予期せぬ大雪に2度も見舞われましたが、あんな時、ムクドリはどこでどう過ごしているのでしょう?
それが極寒の冬でも、酷暑の夏でも、ムクドリは何一つ文句を言いません。
ただ悠然と毛づくろいをしています。
人は何でも持っています。
家も、車も、食事も、衣服も…
例えば今日、家がなくなり、食事も取れず、大切なパートナーを失ったとしても、ムクドリは悠然とあの枝の上で毛づくろいをしている事でしょう。
当の私はと言えば、そんな大それた事ではないほんのささいな事で、心がぐらぐら揺すぶられてしまいます。
万物の霊長を気取った自分より、あの木の枝の上で悠然と毛づくろいをしているムクドリの方がはるかに優れているのでは?!
ん~、これはムクドリ師匠を見習わんといかん!!
そんな事を思っていると、もうとっぷりと日が暮れてムクドリ師匠はどこかへ飛んで行ってしまわれました。
ムクドリ師匠の安眠を願うと共に、
あたたかい布団で寝れる事に
感謝(´∇`)感謝(*´∀`)
ではまた👋