7月28日16時27分、熊本地方を震源とする大規模な地震が発生し、各地で甚大な被害が出ています。まずは何よりも、被災された皆様の身の安全を心よりお祈り申し上げます(私の誕生日でしたが祝う気にはなれなかった)。
私は2024年まで福岡におりましたので、2016年の熊本地震の記憶が今も鮮明に残っています。あれから10年。着実に復興が進み、自治体や住民の皆様にようやく希望の光が見え始めた矢先の再度の被災に、言葉もありません。
日本には約2,000の活断層が存在すると言われ、長期的な視点で見れば「絶対安全な場所」はどこにもありません。しかし、わずか10年の間に二度も大きな地震に見舞われた被災者の皆様の心中を察すると、胸が締め付けられます。
私はこれまで国土庁や内閣府で防災行政に携わってきたため、発災直後の救助から復旧、そして長い復興への道のりがどれほど過酷であるかを身をもって理解しております。
高市内閣におかれましては、単なる形式的な非常災害対策本部の開催にとどまらず、現場の不安と苦しみにしっかりと寄り添った、手厚く迅速な支援を行っていただくことを切に願っております。
(後述)
高市さんが今日(30日)というタイミングで消費税減税を公表したことに、どうしても大きな違和感を拭えません。熊本地震の発災からまだ2日。人命救助において最も重要とされる「72時間の壁」の真最中であり、熊本県民はもちろん、日本中が被災者の安全と救援活動の無事を祈っている時です。もちろん、消費税減税という政策自体は非常に重要なテーマです。しかし、長々と議論し、実施は来年4月を目指すものであれば、今日この時点で発表する緊急性があったのでしょうか❓今、政治や政府が最優先で取り組むべきは、熊本への緊急支援と復旧に向けた検討のはずです。消費税の公表は、災害対応に目処がついた2週間後であっても何ら問題はなかったでしょう。災害という非常事態の最中に見せられたこの優先順位の付け方に、人間としての冷たさすら覚えてしまいます。

