国語の教科書に載っている物語の中に
こんなお話がありました。
『家族構成は、お母さん・お姉さん・主人公の男の子。
お母さんは、お弁当屋で働いています。
運動会の日、男の子がお母さんに
『「特別なお弁当」を作って』
とおねだりをしました。
ところが、運動会の日はお店が忙しく
母親は男の子の出番も見られず
持ってきたお弁当は、お店の特製弁当でした。
お弁当を見た男の子は、怒ってしまいました』
と、いうお話です。
お母さんは、お弁当屋で出している
「特別」なお弁当を用意してくれたけれど
男の子の希望はそうじゃないって
わかりますよね。
さて、前置きが長くなりましたが
当時9歳だった私の娘の話をしたいと思います。
娘は、勉強があまり得意ではありません。
前述の物語を使った問題集を
解いてもらったのですが
返ってきた答えは
「よくわかんない」
でした。
読んだだけでは
文章のその奥の心情を
読み解くことは難しい様子でした。
「その物語を読んで、あなたはどう感じましたか?」
「登場人物は、なぜそんなことを言ったのでしょう?」
など国語の問題集で聞いてくるのですが、
理解ができないので興味もわかない
という反応。
こういうところが
「国語がよくわからない」
「文章題が苦手」
「読書感想文が嫌い」
に繋がっていくのだなと感じます。
国語の問題は、
「こういう問題の答えはこのへんにある」等
解き方を知っていれば
多少、内容が捉えられなくても
試験では正解できたりするじゃないですか。
でも、できれば
文字に書かれたその先の想いを
考えるようになってもらいたいのです。
そこで
わたくし考えました
ある日、留守番をしてくれた娘さんに
夕飯のリクエストを聞きました。
彼女希望は「オムライス」
私は用意しました。
お店で売っているオムライスを。
私「買ってきたよ〜」
娘「やった〜」
私「特別だよ!はい、コンビニのオムライス」
娘「」
娘「ちがうっ売ってるやつが食べたいんじゃないわかってるでしょ」
娘さん、プンプンです(笑)
そのプンプンしている気持ち、
男の子と同じですよね?
改めて、その日の夜に国語の問題を
解いてもらったら
理解してもらえたようでした。
理解できなければ同じ経験をしてみる。
もしかしたら、ハッと気づく発見が
あるかもしれないのです。
その日の娘さんの夕飯は、
もちろん手作りのオムライスです。
(絵心の無さは突っ込まないでください)
私はコンビニのオムライス
私は料理がド下手くそなので、
コンビニのオムライスのほうが
断然美味しいと思うのですがね
子供にとっては違うんですよね。
同じようにお子さんが
「国語が苦手」「文章の内容がよく理解できない」
で困っているというお母さん。
同じような経験をさせてあげてみたら
もしかしたら何か変わるかもしれませんよ。
Twitter(@morisawamiyuki)←ブログよりも更新頻度が多め。プライベートをつぶやいています。