神麗 魂の 導き神

 宇宙総帥アリヒト



メラメラメラメラ今回もご訪問くださりありがと
うございます。



・・・所謂、霊的能力の賜物だ。

続き

そのおかげで、前世のザイニンを誰でも彼でも、と云う具合に天国に引き上げなくてよくなった。

と云うのも、天国へ上げた後に何がしか後ろめたさを感じていたからだ。

豪華絢爛な夢のような世界。

それに高貴な紳士淑女の方々ばかりが住まわれている天国。

そこに、まるで不釣り合いなニンゲンをあげる事にも違和感を感じていた。

後日、母親にその旨を伝え息子さんの魂を別の穏やかな場所に引き上げる事にした。

その上げた場所とは?

それには、只野オトコの魂のお声をお聞き戴きたい。

「おい、只野オトコ入ってこい」

と呼ぶ。

と、まだまだ居ると云っていた怨霊が早速入ってきた。

が只野を捕まえている怨霊に、

『どけ!!』

と大声で一括した。

すると、その瞬間に只野オトコから離れた。

そこで新たに、只野ご自信の魂を私の中に呼び込む。

そして、私の中に入って来た魂に、

「おい、お前は誰だ!」

と確認のため聞く。

すると、

「た、ただのおとこでございます」

「お前は、只野オトコに間違いはないのか?」

と念を押す。

すると、

「さ、さようでございます」

「おい、今お前の居るところはどのようなところだ」

「も、もう、ここはジゴクの、ジゴクの・・・く、クビを、クビを吊られて、クク・・・」

「なに、お前は地獄で首を吊られているのか?」

「さ、さようで、く、クビをツラレテ、もうクルシクテ、か、体中にナニカがまとわり付いて、け、毛だらけのような、ナンカ、ミミノところをペロペロ舐められてナンカ、苦しくてクルシクテ」

「そうか、分かった。地獄の淵に落とされていると言うことだな」

「さ、さようで、タタ、タスケテクダサ~イ!」

やはり地獄の淵に落とされていたのだ。

それも首を吊られ、ぶら下げられていた。

しかも、そこに屯する毛だらけの動物のような何とも知れない異様な化け物に既に捕まっていたのだ。

もはや怨霊の域ではなくなっていた。

「よし、今からお前を助けてやる。が、それはお前の人間界の母親の依頼があったから助けるのだ。今後、母親に感謝するのだ。分かったな!」

「ああっ、わかりました。わ、わたしの母親?が助けてくれるのですか」

「そうじゃ、助けてくれと言ってきたのだ。いいか、今から怨霊のいないところまで引き上がるから、そこで暮らすがいい、分かったか!」

「ああ、ありがとうございます、ありがとうございます・・・(ありが、を訊くと同時に魂を引き上げ初めた)ああっ、アアアアアア~~~・・・・ウウ、ウグググッ、グワッグワッググググ・・・・・・・アッ、ハァッ、ハァハァハァ・・・こここ、ここはどこ?どこですか。あらっ、ここわりと・・・あらっ!さっきいたところとはチガウ、あらっ、クビの、クビのロープがないわっ!あら、あら、ナニモナイ、なにもないわっ、あらっ、ここは、ここ、な、なんか?わりとあかるいなぁ~、ここは、さっきのところは真っ暗で、カカ、カラダにナンカ毛だらけのものや、ミミを舐めるものやら、ナニカ居て頭からくわえられたりして・・・

次回続く