今回もご訪問くださりありがとうございます。
・・・というのが殆どなのである。
続き
多分、父娘との楽しい生活の場であった前住居も霊的作用に侵されていたのだろう。
その為に不幸の連鎖に繋がったのではないだろうか?
もう少し、私の所に来るのが早ければ、このような悲しい出来事は回避できていたやも知れない。
と云うことで、住居から発する霊的エネルギーの主、家に潜む怨霊を呼び出し、
「飯と水を供えさせるから、この家から去るように」
と約束させた。
そして、後日、玄関に台を置き、その上に飯とお水をお供えしていただくようにお伝えした。
すると、先程までモヤのように立ちのぼっていた霊的エネルギーが早くも消滅した。
これで家に纏わる因縁もなくなった。
あと、懸念されるのは、土地神や水神の障りぐらいのものだろうか。
本来ならば、この土地に行き、土地神や水神を呼びだし、
「この家に住む者に手出しをしてはならぬ!」
と警告をするのだが、今回はそこまでする必要はないだろう。
次に
「寂しくない・・・」
を貫いている、叔母さんの心情を探る。
”何がそこまで頑なにしているのか?”
恐らく、心を閉ざさせた闇のモノかが潜んでいるのだ。
と云うことで、叔母さんの魂を呼び出し調べることにする。
しかし、呼び出した魂が間違いなく叔母さんの魂であるかを、先ずテストしなければならない。
テストの方法は食べ物の嗜好だ。
早速、嗜好テストをする。
その為には、叔母さんのお名前を呼び、叔母さんの中に入っているものを私の中に呼び込む。
何も入っていなければ、叔母さんの魂が入って来る。
お名前を呼ぶと、すぐにナニカが入ってきた。
そして、入ってきた魂に嗜好テストをする。
と一回目の問題から叔母さんの好みと、私の中に入っているモノの好みに間違いが出た。
と云う事は第三者の霊ということになる。
それは得てして、前世の因縁、怨霊だと証明されたようなものなのだ。
その事を追求する。
と、ついに正体を現した。
私の中に入っているモノが、私の首を何度も傾げながら、突然呼ばれた事に狼狽しているような素振りを見せる。
それは、人間から呼び出しを受ける事などありえない事だからだ。
そのうち、呼び出しに応じて私の中に入ってきた事に、
「騙された!」
と気づき怒りをあらわにする。
が、所詮後の祭りだ。
入ってきたモノに、私の名前を名乗ると初めは信用しようとはしなかった。
「まさか、まさか本当の神様?」
と、だが、私の中に居る事で何かが違うと違和感を感じ始めたのか、突然顎をガクガクさせ話が出来ない程の緊張状態に陥ってしまった。(私の魂は光だから、恐怖を感じたのだ)
仕方なく暫く私の体から離し落ち着くのを待って再開することにした。
さて、再び呼びだした怨霊に、
「まだ信じられないのですが・・・本当に神様なんでしょうか?私、夢の世界のものですからネ・・・」
とまだ訳の分からない事をいっている。
「何でも良いから我の質問に答えればよいのじゃ!」
「分かりました・・・やぶれかぶれ、神様とお話してもよいのですかネ~・・・」
「良いのじゃ。我が聞きたいことがあるのじゃ。まず、この後藤(仮名叔母)の前世の仕事を知りたい。何をしていたのだ?」
「これはですネ、お城に勤めていたのですヨ。お城の賄いの長をやっていたのですヨ・・・お殿様の食事とは違う部所にいたのです。お殿様はお殿様専用の部所があるのです・・・この女はそこの長をやっていたのです。が、ちょっと間違うとぼろくそにいうんですヨ。ふんだりけったりの言い方をするのですヨ、ちょっと味を間違っただけで、皆恐れおののいていたんですヨ・・・」
と云う。
次回続く