神麗 魂の 導き神

 宇宙総帥アリヒト



メラメラメラメラ今回もご訪問くださりありがとうございます。






・・・二人の姉が揃っていることに驚いたようだ。

続き

「お前は日出太郎か?間違いなく日出太郎か」

と確認する。

すると、間違いなく日出太郎だ、という。

「お前にお姉さんが聞きたいことがあると言っているが良いか」

と云うと、

「はい良いですよ・・・」

との返事に、何か気になる事がございましたらどうぞお聞きしてください、とお姉さん方に勧める。



「あんた今、どうしてるん。そこはどんな所かい・・・」

と聞き始める。

すると 

「ここは何処か分からない。暗い、真っ暗だ・・・」

真っ暗と云う事は地獄だ。

「真っ暗かい・・・」 

「そう真っ暗や。姉さんとこの家にも行ったんで(死後の顕在意識)」 

「あんたどうして死んだんかい」

と聴く。

すると、私の心臓に手を当て、

「分からん、突然のことやから・・・・」

と死の原因は自分でも分からないというのだ。

が咄嗟に心臓に手を当てていると云う事は、やはり心臓に原因があったのではないだろうか。

「姉さんが優しかったから・・・あ、あんたわしが小さかった頃喧嘩したらすぐ助けに来てくれたなー」

と懐かしそうに、自分の直ぐ上の姉に向かって生前を想い出すように話し始めた。

姉さん優しかったなーと姉の方を見て、喧嘩したらすぐ助けにきてくれたなぁ~と妹さんの方を見る。
 
今、降りているのは間違いなく弟さんですか?

とご姉妹に確認する。

と、間違いなく弟です。

とのお返事を頂き、今、私の中で話しているのは間違いなく弟さんだと確信し話を続ける。
 
そして、生前撮っていた千枚以上ある風景やなんやらの写真の事に触れると

『その写真はいらない誰か欲しい人にあげたらいいよ、捨てても良いよ』

と云う。

弟さんはアマチュアカメラマンだったという。

常にカメラを抱えて撮影旅行をしていたらしい。

自分の、死の原因は写真にあるのではないか?

と弟さんは推測して云う。

その訳は、風景写真を撮るとよく霊が写っていたというのだ。

俗に言う心霊写真だ。

その心霊写真のために原因不明と云われる死に方をしたのではないか、と弟さんは思っているのだ。

なまじっか嘘ではないような気もする。

と云う事は心霊写真の影響で霊に憑依され突然死したと云う事か。

ご姉妹の方も口を揃えて、確かに心霊写真が多くあった、と認めている。

やはり霊的作用で命をなくしたという事なのだろうか?

死後も、写真を撮っていたことには後悔をしているのだ。
 
では、写真家は霊的作用に冒されやすい職業と云う事になるのだろうか?

古物商などはその最たる職業の一つだが。
 
最後に

「この前の正月は楽しかったなーまた、呼んでおくれ、時々呼んで・・・」

と楽しかったお正月の思い出を語った。

その言葉を聞いたご姉妹は感極まったのか眼に涙を貯めて、うんうんと頷いていた。
 
現在、当時の事を考察すると、心臓麻痺でお亡くなりになられたのは心霊写真が原因だと思っていたようだ。

しかし、当時はまだ前世の因縁、怨霊の事や写真に映る霊が死後の顕在意識だとは、私は知らなかったからそのように思ったのだ。

今なら、心臓麻痺の原因は前世の因縁、怨霊だ、と分かる。

なぜ、怨霊だと分かるか、と云えば、死後地獄に堕とされていることからだ。

怨霊は復讐が終わると、最後は必ず地獄へととり憑いていた魂を落とすのだ。

死後の霊(顕在意識)が人間にとり憑く場合は、人間の身体の周りにある皮膜のような透明でブヨブヨとした顕在意識にとり憑く。

故に、身体の内部に入るわけではないので、それほど害はだせない。

怨霊は心の中(霊界)に潜んでいるため、身体を想う様に操り、壊す事ができるのだ。

なぜ、死後の霊が顕在意識だと分かるのか、と云えば、怨霊は人間界に出る事は出来ないからだ。

しかし、霊界から想像する事で化け物や動物、現在の人間にも化ける事はできる。

それに、自分がとり憑いている人間が殺された後、身体から、透明のカラダが抜けでるところを怨霊は視て知っている、それを私に教えてくれたのだ。

ああ、それが顕在意識なのか、と。

次回続く