神麗 魂の 導き神

 宇宙総帥アリヒト



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・・・天国に上がった時の叫び声。

続き

「夢ではないのだ。そこは天国なのだ。お前はそこに上がったのだ」

「わわ、ワタシこれはユメではないのですか?」

「そうじゃ、足下をみてみよ」

「ああ、アシモト?あっ、血がない?いや、血だらけじゃない?ここ、うわー、綺麗な芝生みたいな、いっぱい芝生、うわーっ、うわーっ、なんか鳥が、鳥がさえずって、ああっ、トリあっ、あの鳥も金色の鳥や!うわーっ、ここ、子供の頃なんか、漫画で何かみたみたいやなぁ~、き、金色の鳥や!ここのは、何か鳥も金!うわーっ」

「そうか、鳥も金か」

「とと、鳥も金!わわ、私夢を、ユメをみているんですかねー」

「それは夢ではないのだ。そこがこれからお前の棲む場所になるのだ」

「えっ、私こんなところに居っていいのですかねー、わわ、私さっきまで真っ暗闇で、体中が痒くて、痒くて、何かいっつもベタベタくっついて、そして私、耳とかなんか口とか鼻の奥がムズムズしていて、何か入って、もう血の匂いがして、何時も周りがザワザワして、そこに居ったのが、今突然此処に居る?????」

当時は、いきなり地獄から天国だったのだ。

現在と違って、天国以外、上げる事ができなかった。

その後、安らぎの世界に上げる事ができるようになり、今は、ご依頼があれば、その安らぎの世界にあげている。

「そうだ、お前が苦しめていた銅聖子がお前を助けて欲しいというから、その願いを聞き入れお前をそこの天国まで導いてやったのだ。だからお前は生涯聖子に尽くさないと、また地獄に落とされるのだ」

「う、うわーっ、ヤメテ、ヤメテ、も、もしこれ私夢でないなら、もうあんなとこ、地獄なんか、わわ、私生涯、生涯聖子に尽くします。生涯聖子を愛します」

「お前、以前聖子は売春婦だから結婚はしないと云ったであろうが」

「そそ、そんなこと、そんな事」

「云っただろうが!」

「いえっ・・・たた、確かに」

「今はどう思うのだ」

「今はもう、せせ、聖子様、私聖子に、聖子様に縋って、縋って生きていきたい。せせ、聖子様」

「そうじゃ、今後少しでも聖子に逆らうとまた地獄に落ちるのじゃ」

「うううっ、分かり、地獄?いやいや、もう私、本当にこれ夢かと?」

「夢ではないのじゃ」

「ここう、本当に、本当にこんないいところに、どど、どこですかここは?すす、凄―い、金色の馬が空を飛べるようなところ、とと、鳥が金色」

「後は何がみえるのだ。良く周りをみてみろ」

「ああ、あと?ああっ、空が綺麗や、もう真っ青、ずーっと空が青い、空が澄み渡って、空も綺麗やが雲がどうしてあんなに真っ白なの、真っ白の雲があるの?私が子供の頃なんかみたような雲が、こんな綺麗な雲、何か外国でも逝ってみるような雲、ま、真っ白、こんな真っ白な雲なんか初めて、す、凄い!ナンカ向こうの方にナンカ、あれ、何かなぁ?ああっ、何人かがこう居りますねー、何か焚火をしているのかなぁ~、何か煙みたい。ああっ、何か皆楽しそー」

「そうか、ではこれから、そこがお前の居り場所になるのだ」

「ほ、本当にここに居っても良いのでしょうか?」

「そうだ」

「ああっ、私、本当に夢ではないのでしょうか?」

「ああっ、あり・・・本当に居ってもいいのでしょうか?」

次回続く