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続き
・・・・・1年半の長きに渡り病と戦ってきたという。
では、早速霊的世界からの観点で原因を見つけてあげるとしよう。
その原因を視つけるためには霊的作用に侵されているか、否かをまず確かめなければならない。
万一、霊的作用に侵されているようであれば、お名前から霊的エネルギーが発しているから即判断は可能である。
が、今回の坊やのお名前からは、これと云って霊的エネルギーは全くでていない。
難病を発症しているのに霊的作用を確認できない?
私はこれまで奇病難病は全て霊的作用であると信じてきた。
が今回の坊やからはエネルギーがでていない、と云う事は逆に気配を消している可能性がある、と云う事だ。
霊的気配を消せるほどの強いモノと云えば前世からの恨みの念。
と言えば怨霊しかいない。
それも、幼い時から、これ程の苦痛を与えられるとは、余程深い恨みの念であろう。
早速、坊やの心の襞に棲み憑いていると想われる怨霊を呼び出す事にしよう。
だが、怨霊を呼び出すには、怨霊を“騙す”必要がある。(当時)
それには坊やとの会話が最低限必要となる。
しかし、坊やはまだ幼い、この坊やに“怨霊”について恐怖心を与えず、分かりやすく説明するには少々難がある。
が、その事に関しては事前にご両親に “怨霊の呼び出し方”についてご説明していたのでわりとスムーズに話が進んだ。
そこでご両親のご了承のもと怨霊が潜んでいるか試す事にした。
試す方法としては食べ物の嗜好でやる。
ご相談者の魂を私の中に呼び込み、入って来た魂が間違いなくご相談者の魂であるかテストするのだ。
入ってきた魂の検証はご両親にお願いする。
間違いなくご相談者の魂なら、ご相談者と好みが同じ筈だからだ。
もし好みが違えば第三者の魂、所謂怨霊と云う事になる。
怨霊は恨みを抱いている人の魂に纏わり憑いている。
と云うか一体化している。
それも前世の時代から、そのまま時を超えて憑いているのだ。
更に、殺された魂は故郷に帰ることもままならず、死後そのまま怨霊の棲みかで目覚めることとなる。
それは、自分の意思に関係なくである。
怨霊の棲家とは、霊界の山の麓の木々が多く茂った血臭漂う薄暗い林の中。
その棲み家に殺された相手の魂を引きずり込み、とり憑いているのだ。
また、とり憑いた相手がたとえ何回、輪廻転生しようとも恨みが晴れるまでは絶対離れる事はない。
“とり憑く”とは、前世の因縁、怨霊が肉体に憑くのではなく魂に憑くと云う事である。
当然、怨霊や魂は霊界にしか存在しないからだ。
では、始めるとしよう。
早速、ご相談者の魂を、私の中に呼び込み嗜好のテストをする。
と、ご相談者の好みと私の中に呼び込んだ魂の嗜好に相違が出た。
と云う事で、第三者の魂が侵入しているものと確認された。
第三者、所謂怨霊なのである。
次回続く