今回もご訪問くださりありがとうございます。
・・・・其処にはもう何もヘンなものは居ないか?」
続き
「へ、へんなもの?へんなものなんかおりようがありません。もう空が青々と、青々と透き通って空気が綺麗で、もう暖かくて、あーっ気持がいいー、なんか天国に来たみたいな感じです」
自分のいるところが天国だ、とはまだ分かってはいないようだ。
「天国に逝った様な感じか?」
「あ、あっさようで、あーっ気持がいいー」
「そのほかに何が視えるのだ」
「あ、あと、後なんか、ああっ向こうの方になんか、女の人と、男の方が、なんか手を、手をつないで、にこにこしながら歩いております。皆さん手を繋いで歩いております」
「手を繋いで歩いているのか?他には何が視えるのだ」
「他に、いやっ、他にないですけど、物凄く楽しそうなところです。こ、コウエン?公園ではないんですけど、お花畑の様な、皆手を繋いで、あっ、皆なんか踊っております。わ~っ、踊っております」
「踊っているのか」
「は、はい・・・ああっ踊っております。み、皆踊ってなんか楽しそう、たのしそ~、ああっ、たのしそ~」
「その他、目のところに手を当てている人はいないか?」
「目のところですか?」
「そうじゃ目のところに手を当てている人はいないか」
「め、めのとこ?あっ、めと云うよりも、手をなんか、額のところに手を丸めて」
「手を丸めて、どうしているのだ。良くみて見ろ」
「あっこんな感じで、こんなこんな感じで(と私の両手指で丸を作り額に当てる)額のところに手を当てて視ている、皆なんかずーっと、こうして(額に手を当てる)踊りをしていない人は、こうやって上を視ています」
「上を視ているのか、ではお前も同じようにしてみよ」
「ははいっ・・・あっ、あらっここはどこかしら?」
「何か視えるのだ?」
「み、視えます。あっ、あらっあなた様が視えます(当相談所)あ、あっあらっあら?」
「そうじゃ、お前は今、人間界を視ているのじゃ」
「私、人間界を視ているのですか?」
「そうじゃ、今我の姿を視ているのであろうが」
次回続く