神麗 魂の 導き神
 宇宙総帥アリヒト

 

メラメラメラメラ今回もご訪問くださりありがとうございます。

 


と云ってそのままザバーーッ!と刀で斬り殺されたんでございます。私、なにも悪いことをしていないのに、ただこうして(前のめり)いると、顔をあげんか!顔をあげんか!と云われ、ああ~、とこうやって(頭をあげる)いた時、瞬間的にガクッ(前のめり)と倒れ、下に石かなんかがあったのか突然倒れ顔がお姫様の傍に、そしたらアッ!と云った瞬間斬り殺された。斬り殺された。そしたら顔から血が、血が血が、顔顔顔、顔から血がアアアアウウウウ//////////////・・・・・・気が付いたらこっちに来ていたのでございます・・・・クククク、クヤシクテ悔しくて、クヤシクテ悔しくて堪りませんおおとーやおっかー、弟と突然、死に分かれてしまって、私だけこっちに来てしまって、クヤシクテクヤシクテ、ナニモノカー!!!!あの姫がナニモノカー!!!!!死んだらこっちの勝ちじゃーお前たち、呪ってやる呪ってやる~とわ、私このヒヒヒ、ヒメにとり憑いたのでございますウウウウウウ(泣)カカカカ、カミサマ、わ、私が悪いのでしょう~か?カカ、神様教えてくださ~い。私は怖くて怖くて、ただ顔をあげて、頭をあげてキキキ・リ・コ・ロ・サ・レ・タ~アアアア(泣)血だらけ血だらけクククク(泣)ウーッククククわ~た~しが~な~んか~わ~る~い~こ~と~を~し~て~い~る~の~で~しょう~か~」







 

物凄い悔しさなのか、喋り方がホントに呪われたもののような気持ちの悪さを感じる。







 

「そうだな、お前は悪い事はナニもしていない。運が悪かったとしか言いようがない。偶然前のめりにこけたと云うことだな。だからお前が腹が立つのは当たり前なのだ」







 

「そう、さようでさようでございます」






 

「そうか、良く分かった。お前を地獄へと落とすようなことはしない。ところで復讐はどのようにしているのだ?姫に対して相当の怒りがあるのだろう」







 

「いかりも、突然、トツゼン斬り殺され今も血だらけで寒くて寒くてもうー・・・・クヤシクテ悔しくてとり憑いたんでございます」







 

冬殺されたから寒いと訴えているのだ。






 

これが、夏だったら、暑い暑いと云う。







 

「お前の悔しい気持ちは十分分かったが、復讐はどうしているのだと訊いているのだ?」






 

泣きながら話すから良く聞き取れない。







 

「フクシュウフクシュウふくしゅう????コヤツの、この姫は呪われた人生でございますよ。この姫は二度と前世のような姫の暮らしはできません。私ら貧乏人の百姓のようなコヤツに生きざまをさせて、そしてどん底の人間の生活を味あわせて、どん底の暮らしをさせてどん底の人生。どん底を歩いている人生がどんなことになっているのか?この姫にぞんぶん味あわせてウヒヒヒ(笑)そしてそしてイヒヒヒッ(笑)前世姫だったことは一切覚えていない・・・・毎日毎日、お金が無い?お金が無い?ああ苦しい苦しい。ああ今日も食べる物が無い。ああなんにも無い。ああどうしょうかどしょうか?と、毎日毎日呪われた一生呪われた人生を、そしてコヤツがコヤツが男をつくって結婚して生まれた子供もまた同じように呪い。どん底のコヤツと同じように呪われた呪われた、呪われた家族にしてやろうと思っておまります」







 

「そうか、ではイヤヨが結婚して子供ができたら、また今度と同じように呪われた人生にするという事だな?」







 

「さようでございます。そして、みな貧乏のどん底の生活をさせてやろうと思っております」







 

「そうか、では今はイヤヨ(19歳)はどんな状態にしているのだ?」







 

「今、この姫はなんか分からないです。今、これは多分魘されているんじゃないんでしょうかねー、私はコヤツにとり憑いて、苦しい苦しい、痛い痛い苦しいと、いつもコヤツの中で叫んでいますから、コヤツ、アアア、アーアーアーアーと云う感じでいっつもコヤツは魘されているような感じになっている筈でございます。頭の中はいっつも不安不安不安、不安不安不安でございます。恐怖恐怖、ああお金が無いお金が無い、なんか食べるものが食べるものが、ああお金、いつから食べていないのか?ああお金、お金はお金は、お金が無いお金が無い。ああ早くお金を稼がんと、ああ早く稼がんと、お金が無いお金が無い、とウフフフフどん底だどん底だ。どん底どん底。そして病気、血だらけ血だらけ、この姫、女もズーーーーット悪い悪い。ああ身体が悪いお金が欲しい身体が悪い。ああ頭がおかしい頭がおかしい、と狂った人生をさせてやりますから~ウフフフ」







 

「良し、分かった。ちょっと待っておれ」






 

>如何ですか<





 

とお母さんに







 

<・・・娘ですよね。なんかお金は欲しがっています。自分で携帯代とか殆ど色んなもんを払うんですよ。だからもうバイトに入れんかったとか云って凄く悔しがって>







 

>実際に激しい呪いに入るのはこれからでしょうねー娘さんが独立して結婚し子供ができて、ですねー<







 

「おい、もう一度でてくるがいい」






 

「はい、なんでしょうか?」







 

「まだ、イヤヨはお前の激しい呪いにはかかってはいないのだろう」






 

「イエ、そんなことは、この姫はですねー自分のことは一切言わない、云わないで喋らない。私侍の姫ですからねー、と自分のことは一切云わない。どんなに苦しみを、どんな怖さを味わってもねー口から出すのは恥だと思っていますからねー云わないんですよ。しかし、本人は今でもねー相当ねー不安でございますよ。訳の分からん不安に毎日毎日、ですからねー、自分は何かしていないと、気をまぎらわさないと、とこの不安感から逃れられない、と。だからナンカしなきゃーなんかしなきゃー、と何かしてないと自分はナニ一つ分からないから。ああ私、どうしてたんだろう?どうして、と。毎日毎日、私はこれからこれからこれからウウウウ、ズーーーーッとどん底どん底どん底どん底に。だから身体もどんどん悪く、どんどんどんどん奈落の底に落とし込んでやろうと思っておりますよ」







 

何が不安なのか?







 

不安の原因が分からないと云うのだ。








 

「良し分かった。ちょっと待っておれ」






 

>お宅の娘さんは口が堅いようですね<






 

<硬いんですかねー>






 

>やはり前世が武士の娘さんだったからでしょうねー、不安があっても喋らないで自分の中にしまいこむのでしょうねー、ところで、もう上にあげますからね<






 

<・・・はい、あげてください>







 

「おい、もう一度でてくるがいい」






 

「なんでしょうか?」






 

「お前は今も寒いのか?」






 

「寒い!寒くて血だらけで・・・」







 

「では、お前が血だらけと云うことは、憑かれている姫も斬られたところが悪くなると云うことか?」







 

「イエ、どんどんどんどん悪くなっていきますよ。多分これからどんどんどんどん口から血を吐くこともあるんじゃないでしょうか。イエ、それは私が口から血を吐いておりますから、いずれコイツも口から血を吐くようになってくると思います」







 

「よーし、分かった。では今からお前の身体を治してやろう。治さないと復讐ができないだろうからなー」







 

「フクシュウ、治していただける・・・????」







 

「そうだ。治してやる」





 

と云って上にあげる術をする。






 





 


「アア、アアアアアアア///////////////////アウッ!」





 

・・・・・・と云って去って逝った。







 

今回のショウジョは初め出てきたときは、まるで男だった。






 

だからつい激しい口調になったが、訊いてみるとまだ17歳だと訊き驚いた。






 

しかし、怨霊となってとり憑いていたショウジョも可哀そうだが、とり憑かれていた娘さんも被害者だと云えば被害者だった。







 

別に、姫が何かしたと言う訳ではないのだが、時代が悪るかったのか、とり憑かれ人生を狂わされてしまったのだから。





 

まぁ、しかし不幸中の幸いとでもいえないだろうか。





 

このまま、万一結婚でもするようなことにでもなっていればそれこそ大変なことになっていたのではないだろうか。






 

子々孫々まで・・・・・







 

呪われて・・・・・・






 

それこそ、結婚相手まで怨霊に決め兼ねられなかったのだから。






 

そして、子供が生まれると、またその子供の子供まで悲惨な状態に落とし込まれることになっていたのだから。






 

しかし、このような大変な人生を送らされる羽目に陥っている方々は世の中にはごまんといる。






 

故に、みなさん前世の因縁、怨霊に泣かされているのだ。






 

うん?






 

元をただせば自分が原因かも分からないが、そうではないかも知れないからだ。







 

しかし、今回の除霊はご本人の娘さんは何も知らない。








 

と云うより、怨霊が憑いていたなど知る由もない。






 

まぁ、これで良かったのだ。







 

寒くて血だらけになって震えていたショウジョの身体も治し成仏させてあげたのだから。







 

憑かれている人間も悲惨だが、憑いている怨霊も悲惨なのだ。







 

寒くて血だらけで、痛くて痛くて堪らなくても復讐の手を緩めるなどと云うことはできないからだ。







 

みんながみんな、自ずから復讐をしたいと云って怨霊の棲家で目覚める訳ではないのだ。






 

殺されたものや自害したものの目覚めるところが怨霊の棲家なのだ。






 

ましてや、自分の思惑で目覚める場所など決めることはできない。







 

故に、成仏したくともできないのだ。






 

また、憑かれた人間も理由如何に関わらず一度でも憑かれると最後は必ず地獄へと落ちる定めとなってしまう。







 

今回のようになんの罪がなくても、だ。






 

悲しいかな、それが人間として生まれてきたものの定めなのだから致し方ない。






 

そして、今回の第一の手柄は皮肉にも、なんと占い師に騙されていたご相談者の母親なのだ。






 

お母さんのお蔭でご家族みなさんに憑いていた前世の因縁、怨霊を除けることができたのだ。






 

しかし、何も言わずにただじっと母親を支え見守っていたお父さんの功績も決して見逃すことはできない。

 





 

後、一歩すすんで上にあがれるといいのだが・・・・






 

それにしても・・・・・今回のショウジョは物凄く悔しかったのか喋り方が半端ではなかった。







 

故に、何を言っているのか分からない部分も多々あった。






 

まるで、うらめしや~絶対許さん、絶対許すものか~~~~!!






 

必ず呪い殺してやるぞ~と云った映画の中でのセリフそのものだった。


 

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