今回もご訪問くださりありがとうございます。
今回のご相談者は福岡からお見えになられた４０代のご夫婦である。
これまで５、６年間に渡って福岡市内の、とある占い師のところで色々と相談（霊的）をして来たが、一向に何も変わらないので、と云うものなのだ。
訊くところによると
・・・感化させていただいた。
主人の守護霊を降ろして貰った。
なにやらの薬を頂き毎日飲んでいた、と。
その他にも、色々と雑多なお話をされていたが、結局ナニをされたのか、とお聞きすると分からないと云う。
感化とは
『00の、考え方や行動に影響を与えて、自然にそれを変えさせること。』
と検索するとでてくる。
で考え方や行動にどう影響を受けたのか？
何が変わったのか？
ご主人の守護霊？
それに、薬局でもないのに薬を処方される？
これは、薬事法違反だ。
でこれと云って、なにがどうあるというのではないが、ナニカおかしいと云うのだ。
しかし、万一家族に何かあるといけないので、とご心配されて前世の因縁、怨霊が憑いていないかどうか
視て頂けないでしょうか？
と云うご依頼なのだ。
別になにがどうとはないのだが、何かしら不安があると云う。
と云うことはやはり、なにか心に引っ掛かるものがあるのではないだろうか？
でご夫婦とお二人のお子さんの前世を調べることとなった。
すると、残念なことに皆さん、前世の因縁、怨霊が憑いていることが分かった。
結局、みなさん、何もとれてはいなかった。
特に、ご主人さんに降ろしたという守護霊なるものがいた気配も全くない。
それは、当然守護霊なる霊など存在しないからいなくて当たり前なのだ。
まぁこれまでしょっちゅ占い師のところに通って無駄なことをしたとは思うが、高い授業料を払ったと思って諦めるしかない。
また、簡単に依存する性格も直さなければ、だな。
私のところにも以前は依存体質の方々がお見えになっていた。
しかし、私の世界は厳しいのだ。
仕事（除霊）が終わった後いつまでも、私に関わると天界の神々から警告を受けるのだ。
人間は近寄ってはいけない、と。
この警告は大変厳しいものらしい。
だから、私は常に一人。
私としてはいつでも気楽に電話なりメールをいただきたいのだが、それがダメなのだ。
天界は、仕事以外で人間が私に近づくことを許さないのだ。
故に、これまで警告を受けたご相談者に大変悪いことをした、と今でも思っている。
が、こればかりは私でもどうしょうもならない。
それが、天界の意思であるから、私も無下に文句を言うことはできないのだ。
なにしろ私がどんなに”ウルセーやめろー！！”といってもご相談者に対する警告は止むことはないのだから。
だから、今では仕事が終わったら、私に過剰に関心（依存）を示さないでくださいね、と云っている。
故に、私のところではどんなに依存体質のかたがお見えになっても依存はなりたたない。
天界からの厳しい警告を受けるから。
と云うことで、前回はお母さんに憑いていた前世の因縁を除けた。
で、今回は奥様に憑いている前世の因縁、怨霊を除けることとなった。
「ウラナイダメヨ（仮名）入って来い！」
と呼ぶと直ぐに前世の因縁、怨霊は入って来た。
が首を左に傾げる。
正体が見つかっているとも知らず惚けているのか、何も言わない。
何しろ殆どの人に憑いている、霊といえば前世の因縁、と決まっているから分かりやすい。
怨霊以外に人に憑く霊などいるのだろうか？
と思われる程だ。
では、入って来たものを問い詰めるとするか。
「お前はウラナイダメヨか？違うのか？ではウラナイダメヨに変われ！」
と云うと
「ウルセッイ！ダメヨがナニカー！」
「ダメヨがなにかではない！」
とまた、問答が始まると面倒なので即刻天罰をかける。
すると、天罰の効き目は早い！
「アアッ！！！！クク、ヤヤヤ、ヤーヤヤメテクダサイ、ヤメテクダサイマセヨ」
「お前が横着な態度をとるからだ！」
「あ、あなたはどなたさまでしょうか？」
「我は宇宙総帥と云う神じゃ」
「カカカ、カミサマ？？？？カミサマ、どうか神様・・・ま、まさか神様がおるとは思いませんでした、、、、」
「ところで、お前は前世では何をしていたのだ？」
「わ、私は侍でございました」
「侍か」
「さようでございます」
「ウラナイダメヨはナニをしていたのだ？」
「こ、これは私のニョウ、妻でございました」
「なに、お前の女房だったのか？」
「さようでございますさようでございます。女房でございます」
「お前が本当にウラナイダメヨの亭主だったのか確かめたい」
「な、なんでしょうか？」
「お前の女房の性格を云ってみよ。ウラナイダメヨの性格だ」
「セイカク？性格はでございますねー、これはね、もう口うるさいんですよトホホホホ（嘆く）もうちょっとなんか云ったらボロボロボロボロともうホントにねー、こんな口うるさい女はおりませんねー、ただ性格と云ってももうー、ただうるさい！ただうるさい！もうちょっと話したらもうベラベラベラベラ、もうイライライライラしてもうーホンットにもうー、なんかこうー女らしいところがいっこもないんですよ女らしいところが。いっこもないと云ったらいっこもないんですよ。もうーなんかちょろちょろして、一日中ちょろちょろ動いちゃーそしてなんかこうー私の顔をみちゃーなんかブツブツブツブツ文句をいって、そしてまた向こういっちゃーまた来て、またなんかグチグチグチグチ云う。もう毎日がそんな感じで、だからそれが性格なんですねー」
「良し、分かった、ちょっと待っておれ」
「分かりました」
＞今、喋っていたことをお聞きになって如何でしょうか＜
＜そうですねー口うるさいと云いたくはないんですが、でもちょろちょろしていると云うよりもどっちかと云えば動きたくない感じです＞
「おい、お前はなぜ、女房にとり憑いたのだ？」
「なぜ？とり憑いていると、私ねー気の弱い男なんですよ。もうだからねー女房からなんか云われたらね、もうなんにも云えなくなる状態なんですよウウウ（泣）だから私ねーこいつのもう尻の下に敷かれている状態で、もうそれはそん時はねー楽しかったんですよ。もう尻に敷かれてもいいわ。うちの女房は強いから。おーいうちのカアチャンのうーついんじゃー、うちのカアチャンほんとついいからのうー。だからワシャーのー自分の思うことができんのじゃー、とですから酒を呑みに逝ってもですねー、カアちゃんがうるせーからもうー帰るわい、と云ったらみんながね、ああさようでございますか？あなたの奥方は強いんですねーさーどうぞお帰りください、と云ってみんなのもう公認ですからねー、私はもうー本当に強いカアチャン強いカアチャンとみんな知っているもんですから、私が途中で酒の席を抜けてもみんな公認でございますよ。だからもうーその点は良かったんですよ。それでも帰ったらもうグジグジグジグジ、もうだから酔ったふりして直ぐねらんとですねグジグジグジグジ、もう云うもんでございますから。このカアチャン私の傍に来たらもうグチャグチャグチャグチャもう、だから私は寝てから知らんふりしてるのに、グジャグジャグジャグジャ、もうーずーーーーーっとグジグジグジグジ、でもうーうんざり。だからもうそれから結婚して何年か経った頃、もう私があんまりうんざりしたもんやから”いいかげんせんかー！！！！”と私、初めて大声出して怒った！んですよ。そーしたらコイツがねー”なにいよんのうーーー！！！！！”と私が大声で怒ったらその倍返しで”なにいよんのーあんたーーー！！！！あんたみたいなつまらんニンゲンが私が女房でおることをありがたく思えーー！！！”ち云われ、ハハーわかりましたー、ともうー私もう、そんとき自分も精いっぱい大きい声で怒鳴ったつもりだったんですが、コイツのがもっと大きい声で、ギャーっと云われ、私もウービックリして、わかりました、、、、と謝り、私そう云う性格で、まぁ辛かったんですけど、まぁそれでもこの女房はですねー料理がうまいんですよ。なに作るんでもホントにうまいんですよ。だからもうーその料理と、酒をいっぱいだまーって呑むのが、まぁ一日の楽しみでございました」
「料理がうまかったのか？」
「さようでございます。うまいんですよ」
「では、ちょっと待っておれ。確認してみる」
「分かりました」
前に座っておられるご相談者に料理についてお聞きする。
＞料理はうまいほうですか？＜
＜イヤ、自分ではうまいと云う意識ななんですよ。ですが主人はおいしいと云ってくれます＞
＞だから、うまいんですよ＜
＜・・・うふふふ＞
「おい、お前はそんなに楽しい生活をしていたのに、なぜ殺されるような羽目になったのだ？」
「いえ、ですからねー、私ねーもうねー、頼むから私を一人にしてくれんか、とお願いしたんですよコイツに。そしたら、お願いするとは、私を一人にせ！と云うこと？私と離縁すると云うことですか？と云うから、イヤそうではないんじゃ。ちょっともう一人で暮らしたいんじゃ、と云ったら、じゃーそれは離縁と一緒じゃないですか？あなたが私と離縁したら、私の立場はどうなるんですか？私はもう二度と他の人と一緒になることはできないじゃないの？と云うから、イヤちょっとの間でいいから、ともうそれをねー毎日毎日、その言い合いですよ。そしたら私ね、このね、ツマノね実家にねー連れていかれてですねー兄様とかねーみんなからねー”ナニ！惚けたことをいよんのかー！！”と兄様にねー、この兄様と云うのはねー、やっぱー道場で剣の一番の使い手だったんですよ。物凄く強かったんですよ。その人からもうねー木刀で滅多打ちにされたんですよ。うちの妹とお前、離縁するー？？ナニーそんなことが許されると思っているのかー！！そんなことをするんやったらお前、命と引き換えにせー！！と云って、もうそらー滅多打ちにされたんですよ。だからその時はもうねー、二度とそう云うことはいいませんからたすけてくださいませ、と謝って、やっとの思いで帰って、もうだけどそのことが、もう城中に知れ渡ってしまって”あいつ、女房を捨てて離縁するなどといったらしいぞ。あのバカが”と私は馬鹿バカと云われていたもんでございますから。そしたら私はもう城にあがっても恥ずかしくて、毎日毎日もう元気なくお城に通っていたんですけど、やっぱーどうしても私もうー自由になりたかったもんでございますから、すまんけどお願いやから一人にしてくれんかのうー、と云ったら、分かりました。じゃーもう一度兄に云う、と云うから、イヤそれだけは許してくれー、と云ったが、この女が自分の兄貴にまた同じことを云って、そーして私、結局木刀で殴り殺されてしまったんです。それがクヤシクテ悔しくて、今こうやってとり憑いている訳でございます」
「そうか、お前は木刀で殴り殺されたのか？」
「さようで悔しくて堪りません、、、、」
「では、お前はどのような復讐をしているのだ？」
「だから、復讐と云えばですねー、私復讐はあまり好きではないんですけど、だけどやっぱー許せんのはねー、グジグジ云われてですねー一人にしてくれと云ったら一人にさせてくれなかったから、だからこの女にもですねー、今度ねーコイツがグジグジ云ったらねー逆ねーガンガンやられるようにねー、やられるような相手をねー、私探してくっつけているんですよ」
「では、お前が今の旦那をくっつけたのか？」
「さようでございますさようでございます。この夫と云うのはねー普段はねーおとなしそうですけどねー、前世ではコイツは物凄い悪なんですよ。ヤクザもんの物凄い悪で、そしたら、またこいつに憑いているヤクザもんがまたこれが大変なものでございましてねー、こいつをもうー根性のない男にしてしまったのでございます・・・・・
次回続く
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