神麗 魂の 導き神
 宇宙総帥アリヒト

 

メラメラメラメラ今回もご訪問くださりありがとうございます。

 


「さようでございますさようでございます。その通りでございます」






 

「では、お前は美人のこともいつも視ているのか?」






 

「視ておりました。だけど、あいつも可哀そうな子供で、なんか訳の分からん百姓にとり憑かれておりましたけど、もう今はいなくなってホットしているんです」







 

「その百姓は我が地獄へ落としたのだ」





 

「さ、さようでございますか?突然消えて、私ホットしてたんです。ああ良かった良かったありがとうございます」





 

「良かった良かったではないのだ。今度はお前を地獄へ落とそうと思っているのだ」






 

「ヒエー!!わ私、地獄でございますか?」






 

「そうだ。お前がとり憑いた経緯に依っては、だ」






 

「ああ、分かりました。ちゃんと説明をいたしますから、どうか説明をお聴きくださいませ」






 

「よし、分かった。訊いてやる。では、なんでとり憑くようなことになったのだ。云ってみよ」





 

「あああ、私、あのうー先ほど云いましたように、女房と云うのは大変美人で頭が良くて博識、もう本当に、あのう私たちのお城でも、あのうー女房の名前を出したら知らないものがいないくらい、やっぱー有名だったんですよ。頭が良くて美人と云ったら”お前の女房しかおらんのうー”と云うぐらい、そのぐらい有名だったんですよ」






 

「ほうー、そうか、そんなに有名だったのか。それは凄いことだなぁ~」






 

「それがですねー、あまりにも美人の女を女房に持つと、やっぱー気苦労が絶えませんでしたよ」







 

「なんで気苦労が絶えないのだ?」






 

「いえいえ、それがね、やっぱー浮気するんじゃないか、とかね。やっぱー色んなヤツがねー噂をするんですよ。私の女房が、どこどこ歩いてたとかねー、なんかご家老さまの娘が、結局一緒になったらいつも一人で町を歩いているとかねー。普通はねー、ご家老の娘とか云ったらねー一人で町なんか歩かないんですよ。必ずおつきのものがおって、それと一緒に歩くんですよ。でどこどこ逝くなんか云ったら殆ど駕籠で逝くもんでございますから、まぁ歩いて行くことなんかあり得んのですよ。しかしねー結婚して女房になったらもうー自分でどんどんどんどん逝くんですよ。だからそれがもう直ぐ耳に入るんですよ。どこどこの小間物屋に居たとか、どこどこの呑み屋の前を歩いていたとかね、どうしていたとか、もうなんやかんや、それに、なんか男と話をしていたとかねーもうそう云うのが耳に入って、私毎日毎日がねー気が気でならなかったんですよ。それで、女房にね、時々問いただしたんですよ。『お前、どこどこに居て誰か男と話をしていたと云うがそれは本当のことか?』と訊いたら『あんた、そんな馬鹿なことを云わないでよ。私は武士の娘ですよ。ましてや侍の妻でございますよ。そんなはしたないことをするわけないでしょ』と云われ『それは分かっているがのうーだけどまぁー城のものがそう云うんじゃ、お前がのうー、誰々と話をしていたとか、なんかかんか云うからのうー気になってのうー』と云ったら『あんた、心配しなさんな。私はそんな尻軽ではないんですよ。私は武士の娘でございますよ。武士の娘と云うのはそんなはしたないことは一切しないんです。だから安心しなさい。そんな変な男と話をするようなことは致しませんから』と云うようなことを訊きながら、こうー酒を呑むんですねー私。ですから酒を呑みながらやっぱー酔ってくるとまた、なんかもうー繰り返すんですよ同じことばっかしを『おい、お前、喋っていると云うのはなんかホントウじゃねーのか、あれは?』とこういつも言っていると、この女房からだんだんだんだん疎ましく思われるようになってきたんですねー、そしたら女房がもうー、私が”おい!”と云っても無視ですよ無視。知らん顔ですよ。そして、あんまり腹が立ったから顔をピシャッーと叩いたんですよ。そーしたらもう怒ってですねーコイツが、もうー、百花と云うのはねーベッピンさんでねー頭が良いんですけどねー、物凄くねー根性があるんですよ。物凄くしっかりしているんですよ。もうーピシーッと頬を張っただけでねー、もうーキラーーッ!!!と睨んでねー一切何もいいませんよ。キラーッと睨んでねーそのままねー実家に逃げ帰ったんですよ」






 

「なに、実家に逃げ帰ったと云うのか?」




「さようでございます。もう、それで私、慌てて実家まで、そしてもう平謝りでございますよ。そして、謝って謝って、そしてやっと姫に、女房に許しを請うて家に連れて帰ったんですよ。でそれから暫くはなかったんですよ。だけど、やっぱー家に帰れば帰ったでまた、他の侍が他でどうしてたこうしてた、と噂ばっかしがはいるんですよ。私なんかが棲んでいるところは、わりと狭いもんでございますから、もうちょっと歩けば直ぐもうーなんかこう噂になるぐらい。しかし、一時期はもう一切ヤキモチは焼かなかったんですけど、それからまた、ヤキモチを焼くようになって”お前な~”と私がお前、と云っただけでもうーフーンッともう横を向くんですよ、この女房が。可愛い顔をしてフーンッと横を向くんですよ。それで腹が立って腹が立ってもうー呑みながら、酒を呑むたんびに腹が立って、おい!ちょっと話を訊いてくれ、と云っても、もうーフーンッとして、だからそれぐらい気が強いんですねー」






 

「良し、分かったちょっと待っておれ」







 

「分かりました」







 

>百花さん、あなたは気が強いと云っていますが如何ですか?<






 

<やっぱし、私も腹が立ってフンフンとなるわ。似てますわ。あなたとは喋りたくないので、とフーンッとしてます>





 

>やはり、フーンッとしているのですね<





 

<はい、喋らないです(今のご主人)>






 

「おい、もう一度出てくるがいい」





 

「は、はい」






 

「話の続きをするがいい」








 

「分かりました。だから結局もうー酒を呑んでもコイツ知らんふりをするもんですから、もう話をしないんですよ。そーしてだんだんだんだん話をしなくなったら、私が話をしないと云うより、私がなんか云っても、もうこいつが全く話をしなくなったんです。でなんだコイツは・・・ホント、しかしまぁこのベッピンさんちゅうのは得ですねー、話をしなくてもねーやっぱーこうー視てるだけどやっぱー美人はホントに美人ですからねー、良い女に惚れたもんじゃ、良い女房をもろたもんじゃ、と私、心の中でずーーーーっと感謝しとったんですよ。ハーなんぼ怒っても美人は美人じゃのうー良い女は良い女じゃーと云うことでねー私ねーずーーーっと喜んでいたんですよ。でやっぱーこう噂ちゅのはいつもですからね、そのうちだんだんだんだん慣れて来て、もう云わなくなったんですけどねー、だけどもうー、しかしこの女房はホントもう凄いちゅんか、一切それから喋らないんですよ。朝起きてももう知らん顔。ただもう私、だまーって一人でこう起きて、一人でこうお城にあがる支度をして、で一人で朝飯を食べて、だまーって、そしてお城にあがるんですよ。そして、それが毎日毎日続くと、もう悲しくなってきて、ワシゃなんのために女房がおるんじゃろうか?ワシなんでこんなことになっているやろうか?女房は一言も喋らんし、帰っても全然知らん顔をされているし、とそれを考えるとクヤシクテ悔しくて、女房にもう酔った勢いで、もうそん時はどうにでもなれやーと女房の顔をまたパチッと叩いたら、そしたら女房がもうそのまま、なーんも云わんでもうー実家に戻りましたよ。で私、酔いが醒めて実家までまた逝ったら、今度はそこのご家老さまとか兄弟の方とかがいっぱい居るわけですよ。イヤーも6,7人兄弟とか姉妹とかが居ったもんでございますから、それで妻が実家に逃げ帰ったのが2回目ですから、もう今度は踏んだり蹴ったりされましたよ。身体中傷だらけになりました。それでほーて帰りました。それからもう女房は帰って来ませんでした。ですから私は、自分で自害したのでございます」







 

「なに、お前は自害したのか?」






 

「さようでございます」





 

「どのようにして自害をしたのだ」







 

「首を吊ったのでございます」






 

「首を吊ったのか?」





 

「さようでございます」






 

「では、今首はないのだろう?」






 

「く首はないんですよ。ですからこの女房にとり憑いていると、女房の首を使って周りが視えるもんでございますから」







 

「では、お前は女房から人間界を視ていると云うことだな」






 

「さようでございます」






 

「では、女房の実家に迎えに逝き、そしてその家族から踏んだり蹴ったりされ、挙句の果てに女房が帰って来なくなり自害したと云うのだな。そんなことで自害などするな!お前はホント弱い男だな~」






 

「イヤー私、弱いんですよ。もうホントにダメな男なんですよ。ですから今ももう、首がないけど女房を頼りにして生きている訳なんですよ」






 

「そうか、ではお前は女房に復讐はしているのか?」







 

「フクシュウしていると云うよりも、要するにこうー女房と云うのは、こうー頭が良くて美人だったもんですから、顔を変えることはできませんから、頭をちょっといじってですねーちょっと物覚えが悪いようにしているんですよ。まぁそれでも根っから頭が良いもんですから、私がなんぼ悪くしようと思っても、やっぱーどっかこっか隙を狙っちゃーなんかかんか視ちゃー記憶に留めるんですよ。ですから、今生の女房はですねー、それは頭は良いとは云われませんね。普通かな~普通か、うん?まぁ、その程度でございますねー、ですが本来は頭が良かったんですけど」






 

「そうか、では本来は頭が良かったのだがお前が悪くしたと云うことか?」







 

「さようでございます。それと、やっぱー噂を良く立てられていましたから、ですから今度は逆に、この女房の噂をどんどんどんどん立てたんですよ。女房の悪い噂をどんどんどんどん立てているんですよ。そしたら、この人間界の女房はですねー、自分のことがやはり耳に入るんですよ『ハーまた世間の人はなんか言っている。アー私はちゃんとしてそんなことはないのに、なぜ私の事を云うのかな~』と、どんどんどんどん、やっぱー自分でねー落ち込むと云うんかねーやっぱー考えておりますよ。だから人からなんか言われるたんびに『アアーまた私の事が話題になっているのかな~なんでかな~』というような感じになっておりますよ」







 

「そうか、ではちょっと待っておれ」






 

「分かりました」






 

>百花さん、今喋っていたことをお聴きしてどのように思われますか?<





 

<私、そうです。あのうーなんか小っちゃいことで私のことを色々云って凄い落ち込みがあります。自分ではそんな悪いことをしたつもりはないのに、なんか悪いほうに悪い方にとられてしまって変だな~と若いころからありました。それで人間不信になるんです。そんなことがずーーーっと57年間続いているんですよ>






 

>それは、全部この前世の夫が原因ですね。悪い噂が流れるようにしていたのです<








 

「おい、その他にはどのようにしているのだ」






 

「まぁ、その他と云うより、結局、まぁ悩みですよねー、私は悩んで悩んだ末に自害したわけですから、だからコヤツもずーーーーっと悩むようにしていますよ。そして、あまりにも悩むと食欲もなくなるしねー、で身体も元気がなくなりますよ。そしたら見るからになんかねーみすぼらしい感じになってしまいますからねー。要するに、みすぼらしさをどんどんどんどん表してですねー、人からもう美人やとかねー、こう頭が良いとか言われなくしてねー、もう人から皮肉とかなんか悪い噂を立てられるとかねー、なんかそう云う風にさせてねー、本人がねー精神的に追い込まれるようにしているんですよ」






 

「そうか、精神的に追い込まれるようにお前が仕組んだと云うことか?」







 

気が弱いとか言っているが、こいつはホントに悪いヤツだ!






 

「さようでございます」






 

「では、お前のこの前世の女房は結婚をしているのではないのか?」






 

「結婚でございますかー」





 

「そうだ。だから美人と云う娘がおるのだろう。お前の従妹の」






 

「さようでございますねー」





 

「お前は、そのご主人のことはどう思っているのだ?」






 

「う????ん、このダンナちゅうのはねーわりとねーあのこうー聡明な男でございますねー、だけどやっぱーこのダンナにもねー、やっぱー憑いているんですよ」







 

「どんなのが憑いているのだ?」





 

「まぁ、どんなんちゅうよりねーやっぱーオンナですねー憑いているのは。ですからねーやっぱー女のヤキモチと云うのは凄いんですよ。多分、このダンナはねーやっぱー女を殺しているんでしょうねー、だから、その殺された女が憑いているんですよ。でやっぱー恨みの念が相当鋭いんですよ、凄いんですよ。ですからねーやっぱーこのー男とねー、この百子はうまくいかないんですよ。それは憑いている女がやっぱー操っているんですよ。要するに、もうぶち壊してやれ!ぶち壊してやれ!破たんさせてやれ!破たんさせてやれ!と云う感じになっているんですよ。ですから、この百花もですねーもう旦那のことに対してはねー、あんまりねーもう眼中にないんですよ。もうどうでも好きなようにしたらいいわー、と云う感じでございますよー、もうーだからうまくいかないんじゃないんでしょうかねー」







 

「そうか、ではちょっと待っておれ」






 

「分かりました」






 

>百花さんは、ご主人とは一緒に生活されているのでしょうか?<






 

<え、今はいないけど一緒のところに住んでいます>






 

ただ今、出張で留守。








 

>百花さんのご主人は聡明だと云っていますが如何でしょうか?<






 

<・・・う???んそんな頭が良いのかな~アホではないと思いますけどぅ~>






 

「おい、もう一度でてくるがいい」






 

「はい、なんでしょうか?」





 

「お前も、夫婦仲を悪くしているのか?」






 

「う???ん、私は悪くしていると云うよりも、私は女房がですねー、私がなんか喋ってもねーやっぱー一切無視をしてましたからねー、それと同じような状態にしているんですよ。ですから当然、そうなったらねーやっぱー仲はうまくいきませんよ。何れ私もバラバラにしてやろうと思っているんですよ。そして、この百花をですねー子供の世界に落とし込んでやろうと思って。私が首を吊る前にねーずーーーーーーーっと孤独だったんですよ。寂しかったんですよ。誰も相手にしてくれないしねー、でまた私の事が噂になるしねー、一人になったと噂になるしね。もうだから人に顔向けができなかったんですよ。ですから最後はねーこの百花もねー私とおんなじように孤独にしてねーこっちにこらせようと思っているんですよ」






 

「では、お前はこの百花にも首を吊らせるつもりだったのか?」






 

「イエ、首を吊らせると云うよりも、もうやっぱし自害するようにしているんですよ」






 

「ところで、お前にちょっと聞きたいのだが、もしこの人間界の百花が首を吊るだろう。そしたらお前が掴まえているモモカ(魂)の首も無くなるのか?」






 

「う????ん、人間界の百花が首を吊ったからと云ってこっちの首がなくなるんじゃないんですよ」






 

「では、普通人間界で首を吊るとそっち(魂)の首が無くなると云うだろう。お前のように」






 

「さようでございます」






 

「今の人間界の百花が首を吊ったら、そっちの首が無くなるのではないのか?」






 

「う???????ん、そこのところが私もハッキリ分からんのですねー?????無くなるのかな~」






 

「そうだ。無くなるのだ。お前の首が無いのはお前が首を吊ったからだろう。それに、お前と同じようなヤツに訊くと人間界で首を吊るとそっちの首がなくなると云っていたぞ」






 

「さようでございますかねー、イヤ無くなると困りますねー首が無いと私なんか二人で迷わないといけませんからねー」






 

「そうだろう。フタリで迷うことになるからな~」






 

「さようでございます。その辺のことは私もまだハッキリとは分かっていないんですよ」






 

「では、お前は名児耶百花にとり憑いたのは今回で二回目だろう」






 

「う????ん、ニカイメ?ああ、さようでございますねー。最初は私が自害して首を吊ってから、すぐとり憑いておりましたから」






 

「では、名児耶百花は前世ではどんな死に方をしたのだ?」






 

「ん?前世、結局、これはですねーやっぱー病気に私がしてですねー、流行病、労咳(肺病)のような形で死にましたよ」






 

「では、労咳にしたのはお前、と云うことか?」






 

「さようでございます。もう孤独にねー、もう孤独に孤独にちゅうことで、労咳にして誰も近づかないようにしたんですよ」






 

「そうか、肺病になると隔離されるからな~」






 

「さようでございます。もうホントに孤独でねーこっちに来ましたよ」






 

「その時百花は幾つぐらいだったのだ?」





 

「う???ん、40前だったと思います」





 

「なに、そんなに若くして亡くなっていたのか」






 

「さようでございます。もう私、自分がやられたことを繰り返しますから」





 

「では、今度は自害させようと思っているのか?」








 

「う????ん、今度は・・・やっぱーそうですねー、やっぱー孤独にして、やっぱー自害するか、また同じような、しかし今は肺病(結核)でこっちに来るのは少ないらしいですね。なんか人間界のみんながそういうことを喋っているのを訊いておりますから」





 

「そうか、良し分かった。ちょっと待っておれ」






 

「分かりました」





 

>百花さん、あなたは前世では結核で亡くなっているようですねー<





 

<・・・・みたいですねー>





 

>結核にかかると隔離されて孤独ですからねー<





 

私の母親(明治44年生)には8人の兄弟姉妹がいたが約半数は肺病でなくなったと云う。






 

当時は労咳(後肺病~結核)は死の病として世間に恐れられていたという。






 

<テレビなんかで結核の話がでますとなんか敏感にはなりますね・・・>





 

>ああ、そうか、テレビなどで流れたニュースを訊いて知っているのだ。それで自害を考えていると云うのだな?<





 

<・・・怖いわー・・・・・>






 

>ところで、これは地獄へと落としますか?どうしますか?<





 

<・・・・落として欲しい>





 

>では、落としますね<







 

「おい、もう一度でてくるがいい」





 

「はい、な、なんでしょうか?私を地獄へ落とすと云うのはホントウでございますか?」





 

「お前は百花に殺された訳ではないのだろう。お前が勝手に自害したのだろう。それに、お前が百花に憑いたと云うことは百花も地獄へと落ちるしかないのだぞ。それは知っているのだろう」






 

「それは、分かってます分かってます」






 

「だったら、お前も地獄へ落ちないと不公平だろ。お前だけ助けると云う訳にはいかんだろう」






 

「さようでございますねー」






 

地獄へ落ちろうーーー!!!!!!





 

ウワーーーーーーアアアアアアァァァァァ、アウッア!、、、、、、、、」






 

また、身勝手な思いでとり憑き人生を狂わせた前世の旦那を罰として地獄へと落とした。







 

未来永劫の苦しみを味わうがいい。







 

しかし、このような気の弱そうな男が一番やっかいなのだ。






 

あまりにも美人の女房を持ったばっかしに浮気の不安が先立ってしまったのだ。






 

それが、原因で異常なヤキモチを焼く、と云う結果になったのだ。





 

しかし、自分の都合で自害しておきならが愛しい女房にとり憑くとはなんたる仕打ちだ。






 

まぁ、女房の居ない自宅にいても寂しくて居た堪れなく自害して果てたのだろう。





 

で自害した原因は酒を呑んでの異常なヤキモチだったのだ。






 

復讐は物覚えが悪いように。





 


それに、いらん噂をどんどんどんどん立たせていた、と。




 

それも、精神的に追い込まれるように、と。

 




 

逆に考えると、頭が良くて美人の、身の丈に合わない女を妻に貰ったばっかしに不運を背負い込んでしまった、とも云える。





 

自分でも云っているように、気苦労が絶えなかった、と。






 

・・・・・浮気が心配で心配で、と。






 

結局、世間のあらぬ噂に負けてしまったのだ。







 

と云うことはあまり美人を貰わない方がいいのかな?





 

イヤイヤ、なんのかんのと云ってもやはり美人がいいのではないだろうか、世間の男は、だね。







 

前世では、物凄く気の強い美人だった、と云うご相談者。






 

ああ、イヤイヤこれは今生でもでした。







 

今生でも物凄い美人で気がお強い、とこれでいいですかね。







 

あ、それに頭がいい、とこれは前世では、と云うことのようですね。





 

後日、ご相談者の魂は人間界に降りている魂ばかりが集まる集落にあがっていただきました。






 

故に1、2年も経てば、前世の自分にある程度まで戻れるのではないだろうか。






 

頭が良くて美人の気立ての良い奥方様に・・・・。






 

魂が上にあがると顔の表情も穏やかに、本当に優しげなお顔になりますよ。





 

と云うことで、百花さん美人さん母娘は未来永劫の幸せを掴んだのだ。





 

魂が上にあがると云うことは、今生にて事件を起こさない限りもう二度と落ちることはないからだ。






 

イヤ、一時期は地獄へと落ちていたのですが、上にあがっていただき、良かった良かった。

(最後までお読みいただきありがとうございました。ちょっとここをプッチとお願いいたしましす)