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今回は、昨日『土曜プレミアム 世界法定ミステリー』で放映された、２006年１２月に起きたバラバラ殺人事件を取り上げてみた。
妻が夫をバラバラにすると云う悲惨な事件だったから数年たったいまでも記憶に残っていた。
事件の犯行内容と概要～～～～～～～～～～
新宿・渋谷エリートバラバラ殺人事件は、2006年12月、東京都新宿区、渋谷区ほかにて、切断された遺体が見つかった殺人事件、死体損壊・遺棄事件である。
三橋歌織被告は自宅の渋谷区富ヶ谷のマンションで2006年12月12日午前６時ごろ、夫・祐輔さんをワインのビンでめった打ちにして殺害。
2006年12月28日、渋谷区内の空民家の庭で下半身のみの切断遺体が発見される。この下半身遺体と、西新宿で見つかった上半身遺体のDNAが一致し、この遺体は外資系不動産投資会社に勤務する男性（当時30歳）と判明した。
最初の遺体発見から約1か月経った2007年1月10日、死体遺棄の疑いで容疑者逮捕。逮捕されたのは、被害者の2歳年上の妻であった。逮捕後、町田市の芹ヶ谷公園で頭部を発見。手首はゴミと一緒に捨てたと供述している。
歌織被告のノートには「フット、ヘッド、ハンド、バラバラ、完了……」と書かれていた。
バラバラにした死体を遺棄するため。胴体をゴミ袋で梱包し、キャリーケースに入れてタクシーで新宿に
向かった。
タクシー運転手から死臭を指摘され、車から降りそのまま西新宿の路上に投げ捨てた。
下半身はキャリーバックに入れて台車で運ぶの運搬し空き民家に捨て、左腕と右手首は生ゴミに出した。
遺体が特定される頭部は、町田の公園に持っていき35センチの穴を掘って埋めた
事件の経緯
夫妻は2002年11月頃に知り合い同年12月より同棲を始め、翌年（2003年）3月に結婚する。裁判では、出会いから結婚までの期間を“いろいろあった末に結婚”と表現されているが、妻は妊娠を期に結婚したが、経済力のない夫と家庭を持つことに不安を感じ、同年3月上旬に堕胎している。
夫妻は結婚後数ヶ月で不仲になったとされ、妻は夫からドメスティックバイオレンス（DV）を受け、心的外傷後ストレス障害（PTSD）を発症したと供述。妻は一時期、夫の暴力から逃れるためシェルターと呼ばれる保護施設に避難した。また、互いに不倫相手がいたとも供述している。
2006年12月12日早朝、妻は就寝中の夫を中身の入ったワインボトルで殴り殺害。自宅で遺体を切断し、その後自宅をリフォームするなど隠蔽工作も図っていることから計画性ある犯行と憶測を呼んだ。事件の2日後にタクシーを使い上半身を新宿区の路上へ遺棄。持ち運びに疲れたために下半身を渋谷区の民家に遺棄し、バッグに頭部を入れ電車に乗り町田市の公園に遺棄したと供述。短絡的な犯行ともいわれている。
妻逮捕の決め手となったのは、夫の上司が自宅マンションの防犯カメラで帰宅する夫の姿を確認したことである。事件発覚前の12月15日には妻が捜索願を出していた。
2008年4月28日東京地方裁判所（河本雅也裁判長）は動機が明瞭で計画性もあり、また犯行後死体遺棄や隠蔽工作を行っており、精神状態は犯行の手助けにしかなっていないと完全責任能力を認め、妻に懲役15年の判決を言い渡した。
川口歌織受刑者とは・極めて高いプライド。
・感情の起伏が激しく高い攻撃性。
・恨みは決して忘れず執拗に復讐を狙う粘着質な性格である。
・知能はかなり高い。
・「内向的」かつ「逃避」傾向が高い、表面上は社交的だが、それは 無意識下の巧みな演技で創りだしたペルソナ（表層人格）である。
・自分に「利」のある人の前では理性で攻撃性を封印。外面は良い。
・同性に対しては無意識下で「敵」とみなしており、遠慮せず感情をストレートにぶつけるため、同性の友人が少ない。
・人を測る物差しは「利用できる・できない」「ライバルか否か」のみ。
・激しい虚言癖あり、自分に有利な嘘の記憶を自在に作り出し、不利になる事実は意図的に記憶から抹消できる才能の持ち主。
・父親に受けた精神的外傷が物欲への渇望へと転嫁されている。
・他人のプライドや弱点をカミソリのように抉って切り裂く罵倒テクニックの持ち主。怒らせて相手に手を出させ、その旧悪をなじり続け相手を支配しようとする。
・女の若さ、外見が金に換金できる事をよく理解しており、自分を金やステータスに換金する事に無意識下で執着する。
・地味な仕事を極端に嫌う「自分が何でこんな事を」という意識を常に抱いている。楽に簡単に稼げるのが至上という職業意識。
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上記が事件の概要と三橋歌織の人物像と素顔である。
三橋歌織は前世でも上記に記されているような、例えば感情の起伏が激しく高い攻撃性、その他批判的に描かれている記事と多少なりとも性格の類似性はあったのだろうか？
人間の身体をバラバラにする、などと言う残虐な行為ができる人間の心理状態とは果たしてどのようなものなのか。
そして、今回の事件に前世の因縁はどのような関わり方をしているのであろうか？
また、以前と同じように、本人の本性、持って生まれた性格を煽るだけ、だったというものだったのだろうか。
では、三橋歌織に憑いている前世の因縁を呼び出し、前世の三橋はどのような性格の持ち主だったのか、を聞いてみるとしよう。
「三橋歌織入って来い！三橋歌織入って来い！」
と三橋の名前を呼び、三橋に憑いている前世の因縁を私の中に呼び込む。
すると、直ぐに入って来た。
「お前は三橋歌織か？」
と聞くが顔を左に傾げる。
が最早これ以上何も聞かず、無言で両手を無動作に胸の前で合わす。
この動きは、念を入れる動作。
すると、効果テキメン！
「ウウウウッ、クククク！」
と苦しみ始める。
「お前は三橋歌織か?と訊いたのだ」
「グウッ！アア、アナタサマはどなたさまで」
「お前は三橋歌織に憑いているヤツか？」
「さ、さようでございます」
「ところで、お前は前世では何をしていたのだ」
「私は、ヤクザものでございました」
「ヤクザものか」
「さようでございます」
「三橋歌織は何をしていたのだ」
「こやつは、お侍の娘、学者さんのお姫様でございました」
「何、侍の学者の娘か」
「さようでございます」
「では、お前のようなヤツと侍のお姫様がどのような関係があると言うのだ」
「関係と言うより、私、この女に憧れていたんですよ」
「憧れていたと言うがお前とは身分があまりにも違うではないか」
「確かに、身分は違うのですが、私はヤクザもんでございますから合う事はないのですがアッ！！！！！！ウウウウｌッツ」
どうも嘘を付いているような気がしたので今、喋っている事に間違いはないのか念を入れて確かめることした。
「嘘をつくなー！！お前は、本当の事を言え！」
侍の姫がヤクザものと接点が出来るわけがないのだ。
「ほ、本当でございます。嘘ではございません」
「では、ちょっと待っておれ」
と言って、結婚する前の名前で今度は呼んでみる。
「川口歌織入って来い！」
と云うのも、結婚前と結婚後の両方の名前が記載されていたから、どちらの名前を呼べばいいのか？とちょっと気になったからである。
しかし、どちらの名前を呼んでも同じヤクザものが入って来た。
という事で、歌織に憑いている前世の因縁は三橋でも川口でもどちらの名前を呼んでも良いと言うことが分かった。
入って来るのは同じヤクザもんの怨霊なのだ。
今後は先に呼んだ三橋歌織として話を進める。
「おい、ではお前は三橋でも川口でもどちらを呼んでも同じという事だな」
「さようでございます」
「では、改訊くがお前と三橋はどのような関係なのだ」
「どう言う関係というよりも私、ヤクザでございますから、この歌織と云うのはお姫様でございますから、まぁ関係と云う関係は直接にはないのですが、私はただ憧れていただけでございますから」
「では、お前はこの歌織の性格などは知っているのか？」
「セイカクは良くは分かりませんが、まぁお姫様でございますから、私なんか近づくこともできませんでしたから」
「では、近づくことも出来なかった女になぜ、お前は憑いているのか、そこがちょっと分からないな」
「イヤ、それは今からご説明致します」
「良し分かった。では説明しろ」
「このお姫様は、あのうー時々お町にお買いものにでるのでございますよ」
「侍の姫が買い物に出ることなどあるのか？」
「いえ、一人で出ることはありません。やっぱしあのうーお付のバアやみたいのを連れて出るのでございますが、まぁ私は時々出る時、出会っていたのでございます。出会っているとは言ってもお姫様は全く気づいてはおりません。私が勝手に見ていただけのことですから、最初見たとき、ホント綺麗な方だったんですよ。イヤーお侍さんのお嬢さんと云うのはホント綺麗な、凄いなーあの人はどこのお嬢さんかな～と、後をつけて行ったら大きなお屋敷の、やっぱしお侍さまでございます。それも学者様でございますから、大きなお屋敷の学者様でございます。それで、娘さんと言うことが分かりまして、もう私は夢のような感じで、あのお姫様に憧れていたのでございます」
「憧れただけでなぜ、お前は憑いているのだ」
「で、ですから今、お話しているんですけど、私らヤクザものは、まぁヤクザもんと云うよりも、一般の人間でもお侍様のお姫様に近づくことは全くできませんから、まぁそれでも良くお姫様はお買いものに出られていたのです。ですからもうー私なんか、もうそろそろお姫様が出る頃かな～と思って、大体お姫様が行かれるところの小間物屋とか分かっておりますから、そこの影でずーっと待って見ているのですよ。しかし、話す機会なんか当然ありませんから」
「では、お前は一度も話はしたことはなかったのか？」
「イエ、一度も話した事はないんですよ」
「では、性格などは分からないだろう」
「セイカクなどは全然分かりません」
「ならば、なんで殺されたのか、を訊くのだ」
「それは分かっております。要するに私はいつも影で一人でじーっと見ていたんです。そうしたら、なんかこうやっぱし、誰かに言われたのでしょうねー不審な人物と云う事になって私、或るとき私、誰もそんな事、気がついてないと思っていたんですけど、やはりお姫様をこうー影で守っている人がおるんですねー、私はバアヤと歩いているところしか知らなかったんですけど、後からお侍さんが付いて来ていたんですね。誰にも気づかれないようにしてお守りしているですね。それで３回目ぐらいして私、お侍さんに声をかけられたんです。”お前、何を見ているのだ！”と言って、だから私、いえ何も見ていません。いつもここでウロウロしてるだけでございますから、と、ところが”お前、あのお姫様を見ているのではないだろうな？”と云うので、イエ、そんな事はありません。お侍様のお姫様なんか全然見ることはできませんから、と言ったら”だったらいい、帰れ！”と、やばいな～あいつどこから見ていたのかな～、どこに隠れていたのかな～、と思って、それから時々、また町に出てお姫様が来る頃になると、やっぱー気になって小間物屋の前とかでウロウロしている、とやっぱりお姫様が来たら侍も２，３人付いているんですよ。要するにお侍さんもお姫様の傍におると言うわけにはいかないんでしょうねーやっぱりつかず離れづと言う感じで、ずーっと付いている訳ですよ。それで、これはヤバイと思って逃げていたんですけど、だけどまた会いたくなって別の日にこうーじーっと見ていたら、突然後ろから”お前、また姫を見ているな～”と言われ、イエイエ私、ただあんまり綺麗なものですから見とれていました。と言ったら”姫はお前たちとは違うのだから、お前たちが見るものではないぞ、ヤクザものは去れー！”と言われ、それで諦めていたのですが、それから半年ぐらいして、その時はたまたま偶然だったのですよ。こう歩いていたら目の前にお姫様が、イヤこれはヤバイと思ったら、もうその時は遅かったんですよ。そのお侍さんに捕まって、お屋敷に連れて行かれて”お前、どうもお姫様を狙っているみたいだなぁ～”と言われ、イヤただ見ているだけで、あの時は偶然だったんですけど、だけど有無を言わさず私切り殺されたんですよ。膾（なます）のようにもうー切り殺されてしまったんですよ。もうーなんでお姫さんを見るだけで、こんな殺され方をせんといかんのかー！と思いまして、膾のように切り刻まれて、悔しくなって、よーっし！あの姫にとり憑いてやれやーと、姫にとり憑いていたんですよ」
「そうか、では姫にとり憑いてどんな事をしているのだ」
「どんな事と言うより私、悔しかったんですよ。ヤクザもんと言って身分が違うからと言って、まだ話しかけてもいないのに、ただ影からｼﾞｰｯﾄ見るだけで捕まって、膾のように切り刻まれた訳でございますから、よーっし、そこまでするのなら、この姫にワシが憑いて、そして姫を人間界で苦しめてやれーー！！となった訳でございます。そして姫に憑いて、私は姫が淫らな仕事をするように、要するにヤクザもんの私らが掴まえた女に客を取らせるのと同じで、姫に客を取らせたり、そして結局、つまらん男、どうしょうもならん男をくっつけて、そして苦労をさせてやろうと思って男をくっつけました。そしてそいつから踏んだり蹴ったりされるようにして、毎日地獄のような目に合わせてやりましたよ。私は何もしていないのに膾のように切り刻まれて殺された訳ですから、そしてワシは殺されたんじゃ！お前今度のうー殺す側になってみろー、殺す側はどんなものか、お前の侍からワシは殺されたんじゃー、今度はお前が殺す番じゃー、この男を殺してしまえー、と言って私が殺させたんですよ、一緒に棲んでいるヤツを」
「では、一緒に住んでいた男はお前がくっつけたのか？」
「さようでございます。この男にもつまらんものが憑いておりましたから、それと共謀してくっつけたんです」
「そうか、ではお前が殺させ、身体もバラバラにさせたのか？」
「バラバラ？要するに私も膾のように切り刻まれましたから、だからお前も男を膾のように切り刻んでみよ、と言って結局バラバラにさせたんですよ」
「お前が殺させ、死体をバラバラにして捕まり、今歌織は豚箱に入っているぞ」
「さようでございます。しかし、私はまだまだ、ただ見ていただけでこんなに膾のように切り刻まれたのですからねー、だからまだ諦めるわけにはいきませんから、ホントになんにもない無垢の私を切り刻んで捨てたんですからねー、だからまだ腹が立って、未だに身体が穴だらけで、血だらけで痛くて痛くて堪りませんから、コヤツも同じようにガンガンガンガン男から殴られて身体を売ってワシなんかの女がやっている売春婦の仕事をさせて、そしてガンガンガンガン殴られて殴られて踏んだり蹴ったりされて、そして今度はお前がこいつを殺してヤレ！と私が殺させたんですよ。ですから、この女は夢の中のような状態ですよ。殴られた時も、なんで殴られたのか、も全く分からないし、なんで私、殴られたのだろう？と殴られたのに全然分からないし、自分が身体を売るのも、ただ男が欲しい男が欲しいと云う形で私が思わせておりましたから、別に身体を売ることもなかったのでしょうけど、私が男が欲しい男が欲しいと思わせて
、身体を売る商売をさせたのですよ。そして結局は一番タチの悪い男を、このタチの悪い男、コヤツは真面目そうな顔をしているけど、もうホントタチの悪い男だったんですよ。まぁこいつも前世、ヤクザだったんじゃないんでしょうかねー、なんかそんな感じがします。私には分かりませんが、まぁ憑いていたのがヤクザみたいのが憑いていましたから」
「そうか、その男も殺されてしまったなぁー」
「さようでございます。しかし、あなたはどなたかも分かりませんが」
「我は、神じゃ」
「カカ、カミサマ？？？神様にこんな事を話してはいけませんね」
「言い構わん。お前がした事だろう」
「さようでございます」
「だったら全部喋るがいい」
「喋ったら許してやる」
「ありがとうございます。ですから、コヤツは今豚箱に捕まっておりますけど、出て来たらまた男にどんどん買わせます。また売春をさせますから、もうしかし、人は殺させません。今度はもう、どんどん身体を売って身体を売って、もう身体が使い物にならないぐらい売って、最後はまたつまらーんクズのような男をくっつけて、生涯コイツが生きている間は苦労させてやろうと思っております。もう豚箱には入れません。豚箱に入ったらもう苦労はしませんからねー、だから今度は豚箱に入れんで殺させんようにして、ずーっと踏んだり蹴ったりされながら、その男と一生涯別れられないようにしてやろと思っております」
「そうか、そこまで苦しめるという事か」
「さようでございます。そうしないと怒りがとれませんから」
「良し分かった。ところでお前は姫に殺されたのではないな。では、なぜ姫に責任を被せるような事をしたのだ。直接殺された訳ではないのに」
「イエ、さようで。私は姫とは直接関係はありません」
「では、なんでそんなに姫を苦しめたのだ。人を殺させたり売春させたりしたのだ」
「イエイエ、私悔しかったんです」
「お前がたとえ悔しくても姫がお前を殺せた言った訳ではないのだろう」
「さようでございます」
「姫はお前が死んだ事も知らないのだろう」
「イヤ、多分それはそうだと思います」
「では、なぜ姫に売春させたり殺させたりしたのだ」
「イエイエ、私自分が訳が分からんうちに殺されたもんで、結局姫を見ていただけで、それが元で殺されたものですから、もう怒りをどこにぶっつけていいか分かりませんから、姫にぶっつけたのです」
「お前、それは逆恨みというものじゃー！！」
「エッ！！さ、さ、さようで、、、、」
「お前、そこに木があるだろう」
「木があります、、、、、」
「そこ縄があるから、その縄を木にかけ首を吊れー！！！！」
「ウワアーーーーーー！！！た、タスケテーーーーアッウウウウウウウ」
「未来永劫、お前はそこでぶら下がっておれー！！」
「グウッ！タタタタ、、、、、、、」
「もう二度と復讐はできんぞー」
「ウワー、タタタタ、、、、、、、」
余りにも理不尽な復讐をしたので、首を吊ってやった。
馬鹿者が！もう二度と復讐することはできん。
これで、良いのだ。
目には目、歯には歯だ！！！
たとえ、怨霊に復讐は認められているとは言えやっていいことと悪いことがある。
歌織さんの代わりに天誅を加えてやった。
今回の怨霊はこれまでの怨霊とは違い自分から積極的に人を殺すように仕向けていた。
それも、自分が姫を見ていたのを咎められ殺された、と云う逆恨みからで。
ホントの被害者は歌織さんだったのだ。
売春はさせられるは、なんとも知れないDV男と結婚はさせられるは、で。
最後は夫まで殺させられる羽目に陥り、あろう事か死体の損壊までさせられたのだ。
しかし、これで終わりではなく刑務所からでても、更なるDVと売春をさせられようとしていたのだ。
そして、この怨霊の話しを訊いて分かったのだが、歌織さんには何一つ落ち度がなかったのだ。
なのにとり憑かれ、悲惨な半生を送る羽目にまで陥らされてしまった。
要するに、怨霊から恨まれるような事は何もしていなかったのだ。
本来なら、人間界に降りている魂ばかりが集まる集落で静かに暮らすべき人だったのだ。
もしそうなっていれば、人間界に誕生した時点から裕福な家庭で育っていた筈なのだ。
そして、今頃は優しいご主人、可愛いお子さんたちに囲まれ何不自由なく楽しく主婦をやっていたはずだったのに。
それが、なんの因果か、今は女子刑務所で寂しく過ごされているとは。
しかし、歌織さんの人生を破壊尽くした前世の因縁、怨霊も今は、自分の棲家で首を吊られてぶら下げられている。
それも、肉が落ち骨が朽ちるまで未来永劫に苦しみ続ける事となるのだ。
それが、自分が犯した逆恨みの代償なのだ。
・・・今回の事件は歌織さんも夢の中で、での出来事のようで、正常な判断ができないようにされてやらされていたのだ。
故に、一日も早く罪の償いを終え、社会復帰をしていただきたいものだ。
そして、今度こそは誰にも邪魔されない、操られることのない人生を全うして頂きたい、と切に願う。
しかし、冒頭で記載されていた歌織さんの人となりは分からずじまいだった。
がそれでいいのだ。
今回のバラバラ殺人事件は全て前世の因縁、怨霊がさせたものだった。
所謂、裁判では心神耗弱とは認められなかったが、それに近い精神状態で起こした悲しくも悲惨な事件だった。
これは、いつあなたの身に起こるかも知れない事件だったのですよ。
あなたには怨霊は憑いていませんか？
・・・・大丈夫ですか？
私でよかった見ましょうか？
あ！お断りしておきますが、今回、私が三橋歌織さんを擁護した感に見えますが、歌織さんとは一切縁もゆかりもありません。
ただ、バラバラ殺人事件の犯人とは一体どのような精神状態の人なのか。
を知りたかっただけのことです。
最後に、三橋歌織の魂を呼び出してみよう。
多分、歌織は自分の身体が人間界に降りているとは知らないだろう。
と言うか、怨霊に掴まっている殆どの魂は自分の身体が人間界に降りているとは知らないのだ。
では、三橋歌織を私の中に呼び込んでみよう。
「三橋歌織入って来い！」
と呼べば直ぐに入って来た。
「お前は三橋歌織か？」
と訊くと
「歌織でございます。三橋歌織でございます」
「お前は、今までそこで苦しめられていただろう」
「さ、さようでございます。苦しめられておりました」
「ところで、お前の身体が人間界に降りているのは知っていたのか？」
「人間界に？イエ、私全然知りません。もう、ここで苦しめられておりました」
「そうか、お前の身体は人間界に降りているのだ。そして、人間界で人を殺してバラバラにして今、お前の身体は刑務所に入っているのだ。豚箱だ」
「ええ、さようでございますか？私、そんな事全然覚えておりません。全然気がつきませんでした」
「そうか、ではお前の前を見てみるがいい。お前を苦しめていたヤクザもんが木にぶら下がっているだろう？」
「イヤ、あ、そうそうぶら下がってますわ」
「それが、お前にとり憑いていたヤツじゃ」
「ヒヤー！さようでございますか。これが私を苦しめていたのですか」
「そうだ、だけどもう離れたから、お前はもう自由なのだ。そして、今後お前の身体が豚箱から出たら見守ってやるがいい、分かったか」
「ああ、分かりました。ありがとうございますありがとうございます」
このようにして怨霊に掴まっていた魂は自分が人間界に降りていたなど知らないのだ。
それも、其のはずなのだ。
魂の世界からすると、たとえ人間界に身体が降りていたとしても、それはほんの僅か１０数日程度でしかないから分からないのだ。
人間の寿命は８０歳を超えていると云うのに霊界からみると人間は僅か１０数日の寿命でしかないとは？
と驚いても、それが現実なのだ。
(最後までお読みいただきありがとうございました。ちょっとここをプッチとお願いいたしましす）
