2022年発行
五十嵐さんの作品を読むのは 久しぶり。
絵美県という 架空の県名ではあるけれど
観光地などは 名前を変えてはいるが 実在の場所が登場するので
読者には 何県がわかってしまう。
それでも 本当の県名を書くと クレームがついたりもするのだろう。
市民病院再生の物語である。
私の住む町の市民病院も 色々な問題を抱えていたこともあるので
どこの都市でも 同じような状態なのだろう。
これは フィクションなので
新しく院長となった30代の主人公が
やりたい放題して まあ成功していくのだが
テレビドラマとしてなら 許される行為でも
現実だと 色々突っ込みどころ満載だと思われる。
主人公・速水隆太
市民病院に指定管理の話が起こり
院長 副院長 その他一名もやめてしまう。
残された若手医師・速水が院長を引き受け
様々な問題を乗り越え なんとかつなぎとめていく。
最後はコロナの発生時。
現実だと これからが 大変な時期だったと思われる。
スイスイ 読み進めたけれど
彼の強引なやり方には 疑問を覚える点も多く
すっきり さわやかな読後感とは ならなかった。
