昭和56年発行
私が図書館で借りた文庫は 平成17年 42刷

先日
ネット上で「須磨寺付近」という短編小説を読んで
情緒的だけれど べたべたしていなくて いい感じの作風だなと思ったので
この作品を読んでみました。
昭和45年にハードカバーで出版されたようです。

昭和45年と言えば 私はまだ大学生の頃かな~
だから 私にとっては そう古めかしい話ではないはずだけれど
設定は もっと古い時代なのかもしれない。

とある関東の町の警察署長を その部下が描いているという
設定です。 
「山本周五郎唯一の探偵小説である」と裏表紙に解説されていますが
いや でも 探偵ではなくて 警察署長さんなんですけれど(笑)

世間では「寝ぼけ署長」と呼ばれている「五道三省」だが
実は庶民に愛されている 結構やり手の署長さんのようです。

楽しく読めましたが
何故か 速読派の私でも ゆっくりペースでしか読めませんでした。
やはり 今の刑事ものとは違って 情緒的な表現だから
ゆっくり味わいながら読めたのかもしれません。