この作品では
日銀と東京駅を設計した 辰野金吾氏の半世紀と業績について
詳しく述べられている。
小説形式をとってはいるが 事実に基づいていると思われるので
あまり楽しいという魅力はない。
だが 私は明治時代の洋風建築に興味があるので
その過程など 興味を持って読んだ。
いつもはミステリーやユーモラスな読み物ばかり読んでいるので
途中で退屈したのだけれど 何とか最後まで読み終えた。
やはり中途半端はいけません(笑)
辰野金吾は 幕末に生まれ 大正時代まで生きた。
日本で最も初期で有名な建築家なのだと思われる。
少しメモしたことを記録しておきます。
辰野氏の師は 英国人のコンドルで
辰野氏も教えを受けた後 英国へ公費留学する。
そして 日銀と東京駅という 大きな遺産を残した。
当時は 英国式とドイツ式の建物 工法が両方
行われていたようだ。
東京駅について
三菱ヶ原と呼ばれていた 荒地に東京駅を作った。
それまでの鉄道は 民営(財閥系)の てんでばらばらなものが ほとんどで
政府が それらを買い取って国営となったようだ。
東京駅は 鉄骨煉火造 クイーンアン式
鉄骨は 石川島造船所が作る
基礎工事 一年三か月
骨組み 一年あまり
壁体・床 二年
内装その他 一年半
完成まで 6年9ヵ月 大正三年1914年11月14日完成
