戦前 日本の飛行機が世界一周飛行をした感動の物語である。
これは実話に基づいて書かれているらしい。

史実に基づいて作品を書くというのは
本当に難しいことだと思う。
それも 遠い昔のことではなく
当時を知っている人が まだ残っているという時期なので。

物語は暁星新聞社に勤務する 青山翔子が
アメリカ・カンザスシティに住む 日本人・山田順平に
会いにいく所からスタートする。

彼こそ この世界一周の飛行機に乗り組んだ一人であった。

昭和14年(1939年)暁星新聞社の企画で
「ニッポン号」は 5大陸 2大洋を制覇する世界一周親善飛行を成し終えた。

これにカメラマンとして参加した山田順平の目を通して
この偉業が描かれていく。
そして 現実ではないかもしれないが 
この飛行機には もう一人 アメリカ人女性飛行士が
秘密で乗り組んでいた~というストーリーである。

企画段階から
山田順平が搭乗員に選ばれて
様々な危機やトラブルを乗り越えて
成功するまでの記録は
ハッピーエンドだとわかってはいても
やはり わくわくしながら読んでいった。

暁星新聞社とは 現在の毎日新聞社のことで
そして
私の次男は
カメラマン 山田順平と同じ順平なので
なんだか ちょっとうれしかった。