平安時代に実在したらしい小野篁と 元斎宮だった 時子が
現世に出没して 私設図書館で仕事をし
「道なし」と呼ばれる幽霊(?)を 無事天道へと送り届けている。
このシリーズは 過去の出来事ではなくて
平安時代の人達が 現世にもすっかり馴染んで
昔をたくさん留めている京都の町で
暮らしているという設定が面白い。
昔の行事や 人物なども 解説されていて楽しい。
シリーズが続いているようなので しばらく読んでいきたい。
小野篁は史実でも 隠岐に一年ほど島流しになっていたようだが
その地を再び訪れ 当時に知り合った女性を 天道へと導く。
滝沢馬琴も登場してくる。
清明さんも 以前小説でファンになったので
出番があると楽しい。
