吉野さんの作品は 普通の人々の暮らしが 優しい視線で描かれている。

第一話 なぎさどおりで待ち合わせ       
第二話 こころ三部咲き
第三話 ガッツ厄年
第四話 雨のち晴れ、ところにより虹
第五話 ブルーホール
第六話 幸せの青いハンカチ


第一話 渉が待ち合わせたのは 父親だったが 喧嘩して実家に帰っている妻も呼んだらしい。
      いさかいの一つの原因は 食の不一致。
      たしかに夫婦で食事の嗜好が一致すると言う方が 珍しいと思う。
      どちらかが折れたり 交互に好きな物を出したり 別の物を作ったり。 
      私も長年の間に そういう術を身につけたのだと思う。
      一人で気ままに暮らしたいとは思うものの やはり夫婦でいることで
      夫に助けられていることは 多々あるので あまり突き詰めて考えないように。
      というのが 私のやり方だ。

第二話 母親が超有名な塾講師であるという 高校生女子の話。
     ほんわり温かい。

第三話 独身OLの由衣は友人達と厄払いしに行って 
     その祈祷料の高さに驚いて 賽銭だけで拝んだ。
     それぞれの未来は まだ不安定なお年頃で
     仕事が変わったり 彼との仲がゆらぎそうになったり
     夫の転勤とか~ まだまだ夢のある頃なんだなあ。

第四話 これは ホスピスに入っている30代男性の物語。 
     かなり暗い設定ではあるが ほんのり温かい風も吹いている。

第五話 沖縄出身でダイビングショップ経営者のオジイと
     葉山で暮らしている孫息子との交流+通りすがりのパイロットとの
     穏やかな愉しい出会い風景。

第六話 大学で知り合った友人の結婚披露宴が舞台。
     揺れ動く乙女心をうまく描いている。