「竹島」とは
そのものズバリの すごいタイトルだなあと思い
読むことにした。

真剣に竹島問題を論じる~という内容ではないが
それでも ある程度の本質はついているのではないかと
思われる部分もある。
領土問題は 日韓や日中だけに限らず
世界中至る所で長年繰り広げられ
その多くは いつ解決するとも思われない状況なのだと思う。

だいたい
領土という観念は 昔は主観的なものであったと思われるので
初めてその地に 住み始めた人の国の物となってしまう。

竹島には 木も草もなく 哺乳類もいない。
ただ三角岩があるだけ~のようだ。
19世紀に ここを通りかかったフランス捕鯨船リアンクール号の船員たちは
これを見て「リアンクール岩」と名づけたという。
そう 島ではなく 岩なのかもしれない。
この島の大きさは たった 0.2平方キロ。
なぜ 取り合いをするのか?

この物語では 一人の青年 土居健哉が 獅子舞を見せに行った先で
竹島に関する重要な書面を持つ人物・坪山と知り合う。

日本と韓国による領有権争いに完全に決着をつける歴史的資料~
坪山が先祖から受け継がれてきた書面とは そういう価値のあるものらしかった。

健哉はこれを金儲けに利用しようとする。。。
だから この話は 領土問題を描くというよりは
この書面にまつわる 駆け引きが主なので
結局 内容についての解釈は あまり深く追求されていない。

それでも これまでほとんど知らなかった 竹島についての情報を
少しは知ることができて良かったと思う。

結局 こういう問題は
おいそれとは解決しえないのだ。
各国の思惑 政治の駆け引きの際の 隠し玉みたいなものなのかなあ~
たった70年前の戦争の真実でさえ はっきりしないというのに
遠い昔の出来事など 今さら 誰にも明言できないのだと思う。