物語の主人公・宇野辺叡古(うのべえーこ)は、東京帝国大学法科大学の教授である。大著『日本政治史之研究』で知られる彼は、法律・政治などの社会科学にとどまらず、語学・文学・史学など人文科学にも通じる"知の巨人"である。
その知の巨人が、連続殺人事件に遭遇する。
↑は 出版社による解説文であるが
私には 主人公は タイトルにもなっている叡古教授ではなくて
彼に振り回され 多大な影響を受けた 一人の学生の方なのだと思えた。
この作品中では その学生は 叡古教授が勝手につけた名前「阿蘇 藤太」が使われていく。
そして ラストに本名が明かされるのだが。。。
すみません~(・_・ゞ-☆ 明治時代の歴史に疎い私は
その実名を知っても 実在の人? と ネットでチェックするほど。
確かに 明治~昭和を駆け抜けた 政治家 「重光葵」とは有名な方のようだ。
ここに登場する政治家 や 政治上の出来事は 作り事ではない。
ここで起きた殺人事件は? 作者の創造した出来事なのか そうでないのか?
政治問題がからんでいるので
ちょっと難しい部分もあり
それでも これまで あまり知らなかった日露戦争の次第など
少しは理解できたかもしれない。
キャラクター的に
楽しい部分もあるが
やはり 歴史の重みを ずっしりと感じられる作品だった。
