↓にアップした 「名もなき花の」お草さんシリーズの第三巻だが
以前別の書評サイトに書いていた 第一巻と二巻の感想も再アップしておきます。





「萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ 」

おばあさん探偵
私は アガサ・クリスティの ミス・マープルのファンです。
でも 彼女の登場する作品は全て読んでしまったので寂しい思いをしていたら…
この作品は 日本版のマープルみたいな感じで気に入りました。

杉浦草は数え年76歳の一人暮らし。
今の76歳と言えば 「おばあさん」などと声かけたら怒られそうな 
元気いっぱいの女性が多いが この草さんも元気ではあるが 白髪で着物姿で通していて ちょっと古風な感じです。
でも 彼女は両親の残してくれた雑貨店を建て替え、「小蔵屋」というコーヒーと和食器の店をしていて パソコンもできるのです。
この店のコーヒーは無料なので お客さんが ほっとひと息つける 心地よいスペースになっているようです。

「紅雲町のお草」
「クワバラ、クワバラ」
「0と1の間」
「悪い男」
「萩を揺らす雨」

ワンパターンのご近所の事件解決~とは一味違っていて
もちろん ちゃんと事件も解決するのですが 彼女の昔馴染みの人間関係や 
店の客 ご近所の人など 様々な人との触れ合いも描かれていて楽しいです。
まだまだ 恋も捨てきれない 素敵な70代。
これからの 作品も楽しみにしています。
じっくり楽しめる日常ミステリー~です。


2011-09-07 / 文藝春秋




 





『その日まで―紅雲町珈琲屋こよみ』

前作の方が~
「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ第2作目。
1作目の「萩を濡らす雨」がいい感じだったので この2作目も読んだのだが 
前作に比べて 少し暗くどろどろした感じを受けた。

お草の和風雑貨の店の近くに商売敵が現れる!
お草の周りで 詐欺まがいの取引が頻繁に起きている~

さて 次作はあるのだろうか? どんな展開になっていくのだろう? やはり気になる作品ではある。
2011-09-30