「まんまこと」「こいしり」「こいわすれ」に続く作品で
お江戸の若者たちの人情味あふれる楽しい物語です。

名主の跡取り息子・麻之助
町名主で色男の清十郎
見習い同心のヨシ吉五郎の3人は
幼馴染で 今も仲良し。
巷のもめごとや謎を 力を合わせて解決していく。

妻のお寿ずに先立たれた 麻之助も
どうやら 少し立ち直り 仕事にせいを出すようになった。

「朝を覚えず」 江戸の世でも 眠れぬ悩みはあったようで~
          その薬は 使い方次第では 重い副作用もある~のは今も昔も同じ。
          今では 薬の成分も副作用も あっという間にネットで検索できるようになったが
          昔は医者を信用するしかなかったのでしょうね。

「たからづくし」 清十郎が縁談を苦に 雲隠れ~
          女には事欠かないはずの 清十郎にも恋の悩みが…
          簡単なストーリーであるはずなのに
          なぜか 私には分かりにくかった。

「きんこんかん」 両国橋の盛り場で 3人の娘たちがそれぞれ小さな店を出した。
           おきん お紺 お寛 3人合わせて 「きんこんかん」 (^-^)/

「すこたん」 隣り合わせの店の仲たがいを裁定(もめごとを解決する)する。
        もめごとは 父親の宗右衛門と 麻之助で交代に~という 決め事が
        いつの間にかできていて…
       「すこたん」とは江戸の言葉で 行き違い 間違い 思うようにならぬこと あての外れること
       関西弁の「すかたん」と同じなのかな~?

「ともすぎ」 麻之助は 悪名高い高利貸しの丸三 とも知り合いである。
       その丸三から相談事が持ち込まれる。
       「ともすぎ」とは 江戸語で 共通 持ち持たれづ世を渡ること

「ときぐすり」 麻之助は 飼い猫を助けてもらった縁で 盗人の飯炊きをしていた若者と知り合う。
        気のよい若者のようだが 今でも盗人とつながっているのかどうか?
        「時薬」とは「じやく」と読み (お坊さんが午前中に食べてもよいもの)だそうだが
        それを この若者が「ときぐすり」と読み間違えて 「時」は薬になる~と思い違いしてしまった。
        だから これは江戸語辞典には出てないようだ。



        

ときぐすり