島田荘司の作品は
かなり強烈な犯罪の描写も多く
途中でパスしてしまった作品もあるが
それでも好きな作家さんである。

今回も どきどきしながら読み進めたが
コワイ描写はなかった。
心理的にコワイ内容もあったが
読者を エ~ッ!!と驚かせる箇所もあり
興味深い内容でもあり 印象に残る作品となった。

*エデンの命題
ザッカリはアスペルガー症候群の若者で
そういう人ばかり集められた平和な施設で暮らしている。
ティアという異性の友人もできた。
ここには 特に高いIQの人が多い。
能力はあるのに他人との意思疎通ができにくく いじめの対象になり続ける人も多い。
ここでは そういう人たちばかり集まっていて
先生もこの障害に対する知識もある。

ある日ティアが消え
ザッカリの元へ彼女からの衝撃的な手紙が届く。
彼らはある目的の為に ここに集められているというのだ。。。

先の読めない意外な展開で 楽しめた。


*へルター・スケルター

事故に逢い30年も眠っていたと医師に言われた男には
自分が誰かもわからなかったが…
医師の必死の努力で 少しずつ記憶を取り戻していく。
鏡の中の自分の姿は老人であった。

これも意外な展開だが
私は「エデンの命題」の方が心に残った。