殺人事件などの起きるミステリではないけれど
ちょっと謎解きのような部分もあり 少々マニアックでもあるけれど
結構楽しく読むことができた。

「天才たちの値段」の続編~シリーズ物のようで
順番通りに読めばよかったと 読んでしまってから思った。

語り手である私・佐々木は 大学の美術史専攻の准教授である。
彼が尊敬するのは 芸術作品に天才的な鑑定力を持った男「神永美有」
そして かつての教え子であるイヴォンヌこと 高野さくらも賑やかに登場する。

ここに登場してくる作品は…

岡倉天心作と伝えられている日本画

平福百穂の作と信じられてきた切絵

振り子時計に秘められた謎

「白砂布袋図」

天心作かと思われるレンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」の模写

以上の作品が 本物か偽物か?
という 議論 実証 が繰り広げられていく。

あまり専門的に入り込み過ぎてはいないので
素人のわたしでも 読んでいて行き詰ることは まあ なかった。

前作の方も早速図書館に予約した。