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妊娠したことによる美容面の変化は、マイナス面に目が行きがちですが、嬉しいプラス面も実は色々とあります。
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英国マタニティケアの第一人者であるデニス女史は著書の中で、妊婦さんの美容についてマイナス面やその対策だけでなくプラス面も教えてくれています。
前回の「顔」に続き、今回は「毛」について。
― ・妊娠中、髪の毛は早く伸びるようになり、濃くなる場合もあります。出産後の抜け毛に備え、妊娠中は抜け毛が減るのです。残念ながら、脇・デリケートゾーン・脚等の髪以外の毛も伸びるのが早まります。
・肌が妊娠前より過敏になっているため、除毛・脱毛クリームは慎重に使用しましょう。使用法をよく確認し、肌が荒れている部分には使用しないようにしましょう。広範囲にクリームを使用する前に、ごく少量を目立たない箇所で試し、問題ないか24時間様子を見ましょう。
・肌が妊娠前より過敏になっているものの、専門店での、温められたワックスを塗布した後に布片をあて勢い良く剥がすことでムダ毛を取り除く脱毛法は安全だと思えます。レーザー脱毛は最も避けるべき方法であり、また、余分なムダ毛は出産後に抜け落ちるため必要ないでしょう。
・ときには妊娠中に髪が抜け落ちていくように感じられることもありますが、それは乾燥した髪がさらに乾燥し、傷付き、もろくなり、そして毛根の近くで切れてしまうからでしょう。髪をとかす際はちからを入れ過ぎないようにし、シャンプー・コンディショナーは刺激の少ないものを使用しましょう。
・妊娠中のヘアーカラーについては医師の間で見解が異なっています。少なくとも14週までは染髪を控え、その後ももし可能であれば化学物質の入っていないオーガニックの代替品を使用するとか、ハイライトのみにしカラー剤があまり体内に染み込まないようにするなど工夫をしましょう。もし自分で染めるなら、妊娠前とは髪の染まり具合が異なるかもしれないので注意してください。カラー剤が早く浸透するかもしれないので、早めに流しましょう。
・パーマやストレートパーマは、ホルモンがパーマ剤に含まれる化学物質の影響を受ける可能性があるため、あまりお勧めできません。トリートメントの効果が全くなかったりパーマが効きすぎたりして、髪が激しくダメージを受けるかもしれません。
(筆者エミ訳)
Denise Tiran 『Have a Happy Pregnancy』(2011, Hodder & Stoughton)
ISBN-10: 1444100963
ISBN-13: 978-1444100969
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妊娠中は、全身の毛が濃くなり、早く伸びるようになります
ロングヘアを目指す女性にとって、妊娠中は髪を伸ばす大チャンスです
ただ髪の毛にとっては嬉しい変化である方も多いかと思いますが、それ以外の部分については悩ましいですよね
とはいえ、デニス女史も仰るように、出産後には抜け落ちるため、あまり気にし過ぎないようにしましょう。
(髪の毛に関しては、出産後は逆に抜け毛・薄毛に悩む方が多くいらっしゃいます。)
ムダ毛処理のし方や、髪のケア、ヘアカラーやパーマについて等、気になる点は日本もイギリスも変わらないというのも興味深いです
つわりで「全身の毛」に気を配る余裕はないという方も、妊娠中には普段と違う変化が起こり得るということをちらっと心に留めておいてください
実際に変化を感じたときに慌てず済みますし、適切なケアがより快適なマタニティ生活に繋がるはずです