・口の中が酸っぱい、苦い
・のど元に何かが詰まっている感じがする
・寝ている時に喉の痛みや咳がある
・寝ている時に喉の痛みや咳がある
これらの症状がある場合、胸焼けや胃酸の逆流が起きている
可能性が高いです。
妊娠するとホルモンが急増する関係で、食道の筋肉が緩まったり、
胃腸の動きが弱まったりするため、なおさら胃酸が逆流しやすくなります。
胃腸の動きが弱まったりするため、なおさら胃酸が逆流しやすくなります。
こうした胸焼けや胃酸の逆流といった妊娠中の逆流性食道炎は、
妊婦のおよそ40~85%程度でみられるそうです。
妊婦のおよそ40~85%程度でみられるそうです。
ある研究によると、妊婦の52%は妊娠初期にこれらの症状が始まり、
大半が妊娠中期までに始まり、そしてわずか8%が妊娠後期に始まるとされています。
大半が妊娠中期までに始まり、そしてわずか8%が妊娠後期に始まるとされています。
また別の研究によると、妊娠期間が長くなるにつれ、
これらの症状が重くなり、頻度も増えるという報告があります。
吐き気や嘔吐の症状を悪化させても不思議はないですよね?
この仮説を研究で実証した研究者がいました。
■ 研究の内容
研究では、妊娠中の吐き気や嘔吐に加えて、胸焼けか胃酸の逆流、
またはその両方の症状を抱える194人の女性が集められました。
またはその両方の症状を抱える194人の女性が集められました。
・胸焼けのみ:60人
・胃酸の逆流のみ:42人
・両方:92人
また対照群として、吐き気や嘔吐はあるものの、
胸焼けや胃酸の逆流症状はない妊婦が188人集められました。
胸焼けや胃酸の逆流症状はない妊婦が188人集められました。
調査の結果、
胸焼けや胃酸の逆流を抱えた妊婦の方が、吐き気や嘔吐の症状も
胸焼けや胃酸の逆流を抱えた妊婦の方が、吐き気や嘔吐の症状も
重症化しやすいことがわかりました。
・吐き気や嘔吐の自己申告重症度の平均値(点数が高いほど重症)
ー胸焼けと胃酸逆流が両方あるグループ:9.6±2.6
ー両方ない対照群:8.9±2.6
・重症を報告した割合
ー胸焼けと胃酸逆流が両方あるグループ:75%(69/92)
ー両方ない対照群:48%(90/188)
・自己申告幸福度の平均値(点数が高いほど幸福度も高い)
ー胸焼けと胃酸逆流が両方あるグループ:3.9±2.1
ー両方ない対照群:4.9±2.0
ということは、胸焼けや胃酸の逆流症状を抑えることが、
ひいては、吐き気や嘔吐の症状も楽にする、
というのがこの研究から考えられます。
ひいては、吐き気や嘔吐の症状も楽にする、
というのがこの研究から考えられます。
■ 胸焼けや胃酸の逆流対策
消化の悪いものを食べない
・脂肪は消化に時間がかかるため、逆流する可能性が高まる
胃を刺激するものを摂らない
・コーヒー、お茶、カフェイン、炭酸飲料、アルコール
・酸味のある果物、トマト、チョコレート、脂っこいもの、
カレー、タマネギ、にんにく、ミント類
カレー、タマネギ、にんにく、ミント類
胃酸を減らす
・一回の食事の量を減らす
胃酸を中和する
・よく噛んで唾液を分泌させる
胃酸から守る
・乳製品を食べる前に摂る
逆流を防ぐ
・食後すぐに横にならない
・寝る2-3時間前には食事を終わらせる
・枕を高くする(目安は30度ほど頭を上げる)