つわり中の妊婦さんにとって、
臭いは吐き気を催す最大の要因です。
しかも、臭いは、食べ物や光、動きとは異なり、
目に見えないため、対策をするのがとても厄介です。
そんな臭いに対して、妊娠初期は一番過敏になることがわかっています。
実際、妊婦さんの約76%がニオイや味覚の変化を経験した、
とする研究報告もあります。
とする研究報告もあります。
また、おそらくあなたも経験したことがあるように、
臭いと嘔吐の間には、恐ろしい負のスパイラルがあります。
つまり、ニオイで嘔吐する→嘔吐物の悪臭でさらに嘔吐する、
という恐怖の連鎖反応です。
という恐怖の連鎖反応です。
■そもそもなぜニオイに敏感になるのでしょうか?
1 胎児分の栄養素が必要になるから
胎児分の栄養素が必要になるため、食事の量が増えます。
すると、食べ物を代謝するためにより多くの酸素が必要となります。
妊娠中はホルモンの影響で、1分間あたりの換気量
(肺に出入りする空気の量)が増えます。
(肺に出入りする空気の量)が増えます。
これが酸素の供給量を増やすだけでなく、嗅覚も強化すると考えられます。
2 エストロゲンが増えるから
ニオイを感じる経路は、エストロゲンに高い感受性を示す神経細胞を含んでいます。
そして、妊娠をするとエストロゲンが急増します。
3 妊婦を危険な場所や不潔な場所、有害なものから遠ざけるため
動物は妊娠をすると、嗅覚がより敏感になります。
これは、火事や嵐、獣のニオイを事前に察知することで、
大きなお腹を抱えていても、危険を回避できるようにしているのではないか、
と考えられています。
また、汚い場所や腐った食べ物は、たいてい悪臭がします。
妊娠中は免疫力が低下するため、清潔で衛生的な環境を求めることは、
妊婦にとって重要です。
妊婦にとって重要です。
同様に、特に妊娠初期は赤ちゃんの主要な身体の器官をつくる大切な時期です。
もしこの時期に有毒になり得る物質を摂ることは、胎児の奇形を招く
リスクを高めます。そのため、臭いだけでなく、有毒な物質の多くに含まれる
苦味に対しても過敏になります。
リスクを高めます。そのため、臭いだけでなく、有毒な物質の多くに含まれる
苦味に対しても過敏になります。
何だかこの調子だと日が暮れてしまうほど長文になりそうですね・・・。
一回区切って、箇条書きで「臭い対策のヒント」を記載します。