なにやら奇妙な物性とか言われてますが・・・
東京モーターショーなどでd3oとか言う「耐衝撃素材」が話題になっているようです。
この素材、
ゆっくりとした弱い力だと流体に近くなり
早く強い力が加わると、硬化する
という特性を持った素材、所謂「疑粘性流動体」らしいです。
が・・・
これって、中学だったか高校だったかの物理の授業で
同じような素材があるとこを、実験とかでやりませんでしたか?
まぁ、きわめて身近にあるものといえば
「片栗粉を水に溶かしただけの物」だったり
また、自然界(日本)では石川県の千里浜が有名だったりしますね。
まぁ、どういう現象かと言いますと
「ダイラタンシー」とか「ダイラタント流体」とか言われる現象で
詳しくは述べませんが、液体と固体の混合物で
通常は固体の粒子間に液体が入り込んだ状態で
潤滑剤のような状態になり、液状化しているが
その流体に過度なストレス(せん断応力)が掛かると
粒子の回転が起こり、粒子同士が噛み込み合おうとするのですが
粒子間には液体が挟まってるので、噛み込んだ空間が液体により
滑り、空間を膨張しようとすると
液体に陰圧が掛かり、この陰圧によって粒子間が引っ張り合うことで
流体が膨らみながら粘度が増す・・・っていう現象です。
あ・・・説明してしまった・・・www
こう言った素材に目を付けたり
粒子間運動を最密充填で配列する粒子を開発したことは、すばらしい事ですが
現象について驚くのは、ちょっと違うんじゃないかなぁ・・・っと思ってるのは
僕がガッツリ理系だからですか?www