高圧的な口調で、回答に対して点数だけ付けて返す司会者をたまに
見かけますが、はっきり言ってそれは司会者失格です。
前回 の記事でも述べましたが、司会は回答者のボケをしっかり拾って、
回答者をちょっとでもおいしくしてあげなければいけません。
自分が考えたお題にせっかく付き合ってもらっているのですから、
点数だけ言い付けるなどという扱いをしてはいけません。
もしやるとしたら、点数に対して笑える理由か、納得できる理由を
一緒に添えてあげなければいけないでしょう。
そもそも、その点数は本当に正当な評価ができているのか。
本当は巧くて面白い回答なのに、司会がそれを見抜けなかっただけで
低い点数を出したとします。
すると、その回答者はやる気をなくしてしまうでしょう。
また、実際にそれほど巧くも面白くもない回答だったとしましょう。
だからと言って低い点数をつけられると、その回答者は
「どうせまた低い点をつけられる…」と
疑心暗鬼になってしまい、のびのびと答えることができなくなります。
面白くない答えでも、それが出たことによって他の回答者がラクになり、
ポンポンと面白い答えが浮かんでくることだってあるのです。
司会者がその芽をを摘んではいけません。
結局、返しのスキルが低く、ポケをうまく拾えないから
点数だけで言い放つという行動をとってしまうのでしょうが、
それならまず、己の返しのスキルを磨いてください。
所詮素人が完璧な判定で点数など付けられるわけがありません。
やりたいなら、プロの売れっ子作家にでもなってからにしましょう。
くれぐれも言っておきますが、このようなスタイルの司会は
絶対にやってはいけません。
~つづく~