春一番が吹く一日前(2010年2月24日)
「あたたかな一日!」という天気予報のとおり、風はなく空が青い。
東京の川苔山(1364m)
午前8時
日原鍾乳洞へ向かう道すがらの「川乗橋バス停」付近に車をとめて入山する。
今年はずいぶん冷え込んでいたので
東京の山といえども、雪が残り登山道は凍結している。
軽アイゼンがあれば快適と思うが、持っていない。

雪どけの地面から若々しい色の苔が顔を出している。
寒々しい山景色のなかで、ひときわ美しいもののように見えた。
歩き始めてから一時間ほどで「百尋の滝(25m)」。
滝の氷結は見られないが、
滝壺にヤマメのような魚を発見!

「魚さん、冷たく激しい流れのなかでも、流石です」
ここからは頂上への道。
アイゼンなしで歩いたので時間がかかる。

↑足毛岩の肩に到着した時刻
午前11時30分。
スタートしてから3時間半が経過している。
山頂に立つことをあきらめ、
カップラーメンとコーヒー、カステラを食べて、少し昼寝。
日差しが暖かい。
鳥の声。
この時間がたまらなくいい。

帰り道、登山道を凍らせていた雪も溶け始めていた。