北海道の函館札幌には、路面電車(市電)が運行されています。

函館は、線路の幅(軌間)が、都電や京王線と同じ1372mm。

札幌は、JRと同じ1067mm。

 

線路の幅こそ違いますが、市民の足、なくてはならない存在として大切にされています。

ホームドア設置、高架化、地下化などにより、ともすれば身近な存在から少し遠くなりつつある鉄道ですが、目の前を走行音とともに走り抜け、道路からそのまま乗降できる路面電車は身近な存在として親しまれています。

 

札幌の市電は、次の電車が電光掲示板に表示され、待ち時間をあまり気にすることなく運行されています。

函館の市電は、タイミングによっては少し待つこともありますが、心のゆとりを乱すほどではありません。むしろ心静かにスローライフを楽しむには程よい感じです。

 

標準塗装(広告が塗装されていない)の8005号車

 

函館の水産業を塗装に表現した 719号車

 

働き者の広告塔・719号車は、夜の函館駅前でもお見かけしました。

 

函館の海の幸を楽しむ回転ずしがペイントされた 3002号車

 

新型車両 9601号車

アニメイラストとともに『転生したら函館市電だった件』と記されています。

 

札幌も函館も Suica をはじめとする交通系ICカードが使えます。

札幌は一律200円なので降車時にタッチします。

函館は乗車区間によって料金が異なりますので、乗車時と降車時にそれぞれタッチします。

 

市電にゆられて巡る街並み、大切にしたい時間です。

 

函館市電の車両紹介はこちらをご覧ください。

 

 

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