まだ昭和の延長が色濃い平成の事務所、机を並べる二人の課長。
一人は、パチン・パチンと爪を切りはじめ、
一人は、あくびをしながら新聞を広げ、お茶を一服。
すると、パチンと切った爪の破片が、狙ったがごとく茶碗の中へ。
『おいおい、堪忍でっせ、せっかく〇〇ちゃんがいれてくれた新茶がだいなしや』
爪切り課長、謝りはするものの、ただでは引き下がりません。
『そら、すんませんな~、ストライクでんな。』
『おいおい、気いつけてえな』
『いや~これは、わいの爪の垢を煎じて飲めゆうことかもしれへんよ』
『そんなアホな、いい加減にしなさい』
と、会社の中で課長同士の漫才が聞ける、昭和な会社のワンシーンでした。
今じゃ爪垢どころか、詰め腹を切らされます。