通勤電車でスマホを眺める姿が当たり前になり、新聞を読むオジサンは希少な存在に。
かくいう自分もその一人です。
とはいえ、新聞紙が重宝された頃もありました。
梅雨時や台風シーズンに、雨に濡れ水がしみ込んだ靴で帰宅した時は、
新聞紙をまるめて靴に入れて水分を吸い取らせたものです。
これがなかなか効果的でした。
雨が続く、ここ数日は、正に新聞紙が大活躍したかもしれません。
レジ袋が普及する前は、八百屋さんや魚屋さん、花屋さんなどで買ったものを包み込むのに新聞紙が活躍したこともありました。
ゴキブリやハエを叩く時にも、まるめた新聞紙が使われました。
雨が降り始めて傘がないときは、新聞紙を頭にかざして走りだすことも。
ポケットの小銭で買うことができて、読むだけでなく、日々の暮らしで便利に使われた新聞紙。
定期購読すれば、雨の日も風の日も毎朝必ずとどけてもらえます。
そうそう、新聞を読むとインクで手が汚れるものですから、手洗い励行の一助にもなります。
時代の流れで見かけなくなりつつあるものの中には、一概に無用の長物と言い切れないものもあります。
なくなって有難みがわかるもののひとつかもしれません。
どこかオヤジに似ているなんて考え過ぎ ??