先日のことです。

訪問先での打合せまで時間があったことから、近所にポツンとある公園をブラリと散策。

 

まだ緑濃き木々の先に池があり周りのベンチは、年配の皆さんの憩いの場となっています。

 

ある方は、耳に赤鉛筆をはさみ、競馬新聞をのんびりと眺めています。

その片手には缶チューハイ。微睡むような心地よさそうな時間がゆったりと流れています。

スマホも無い、携帯も無い、急ぐことは何も無い、

そこにあるのは、アナログな誰も気にすることが無い、誰にも邪魔されない、

一人の自由な時間と空間。

 

池をはさんで反対側のベンチには、ゆっくりとじっくりと慣れた手つきで編み物をすすめる年季の入った女性の姿。

静かに、止まることが無い時が刻まれてゆきます。

 

そして、公園内に近道なのか通路を行き交う近所の皆さんの姿がちらほら。

スマホやタブレットに指を走らせる人も、ジョギングで走り過ぎる人も無し。

 

無いということの良さ、アナログな風情に、何故かホッとしたひと時でした。