ユニバーサルスタジオが、お化け屋敷に神社から借り受けた日本人形を展示し恐怖感を演出していることが問題となっています。
日本人形が怖いとか怖くないとか、お化け屋敷に日本人形を展示したこととか、日本人形のイメージダウンにつながるなど、賛否が分かれて問題視されていますが、
ことの本質はそういうことではないと思います。
日本人形に限らず、お化け屋敷に限らず、映画・テレビをはじめとして恐怖の演出には何かが使われることは、よくあることです。
映画やテレビ番組では、いわくつきの日本人形が恐怖や不思議の対象として登場することもありました。
様々な人が、様々な思いで、おさめた人形を借り受けて、お化け屋敷に恐怖の象徴として展示するというのは、その人形をおさめた人の心に対する配慮がありません。
遊園地という夢を扱う人が、たとえ法律上問題が無いとしても、人の心が無いとの誹りを免れません。
百歩譲って、人形を借り受けるのではなく、自らが購入した、あるいは製作した人形を使用すべきです。
今回の対応を見ていますと、はっきり申して、ユニバーサルスタジオには興ざめです。もう言い訳の余地はありません。
人の心を持たない・人への思いやりが無い運営を行う遊園地は、たとえ豪華で人の目を引く演出があり、物珍しくとも、日本では栄華を極めるのも今だけとも思えます。
話題代わって、女子プロゴルフ・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース、
優勝したのは、笠りつ子さんでも、鈴木愛さんでもなく、最終日ノーボギーの65を出し大逆転した全美貞さんでした。
本人も『まさかの優勝』だそうですが、日本ツアー24勝目は韓国人選手単独1位。
『すぐに抜かされてしまうかもしれないけど、立派な行動をできるように、心掛けないといけませんね』というコメントに、積み重ねたのは勝利だけでなく、勝利に相応しい心の年輪も重ねていたことがうかがえます。
またも2位の笠りつ子さんですが、日本女子プロゴルフ協会の記事によれば『弱音は絶対に吐かない。今の経験が客観的に伝えられるようになりますよ。きょうは2位だったけど、2位になることも簡単ではありません。だけど、2位になければ、勝ちたくなるんですよね』と笑顔で語っていたそうで、笠さんも年輪を重ねているようです。
笠さんと並んで2位の鈴木愛さんは、17番でボギーとし優勝争いから一歩後退も18番をバーディーで巻き返し、最後まで諦めない姿勢を笑顔とともにみせていました。
爽やかな秋の日にふさわしいのは、遊園地よりスポーツに軍配です。
と、勝手に言いたいことをメモした秋の夕暮でした。