食欲そそる匂いと言えば、
うなぎ屋の軒先から漂う煙、あの匂いも、うな丼やうな重の価格に織り込まれているのでは。
しみったれのうなぎ屋の店員が、隣家の主人に匂い代を請求すると、主人少しも騒がずチャリーンというお金の音を聞かせて支払いにしたという、粋な落語がありました。
しみったれのうなぎ屋の店員が、隣家の主人に匂い代を請求すると、主人少しも騒がずチャリーンというお金の音を聞かせて支払いにしたという、粋な落語がありました。
うなぎに似た匂いでも、庶民派の代表は、焼き鳥をタレとともに炭で焼く匂い。
こちらは、匂いで誘われても、手頃な価格で、躊躇することなく注文です。
匂いを肴に、まず一杯、タレが香ばしい焼きたてで、また一杯。
さてその次に控えしは、コーヒー豆の匂い、炒る匂い、挽く匂い、そしてドリップする匂い、こちらも迷うことなく一杯。
鰻・焼き鳥・珈琲、これぞ、誘われる匂い三兄弟。
そう言えば、うな丼・うな重の類を最後に食べてから幾年月。
さて、三兄弟と言えば、根岸森林公園・秋の見頃三兄弟を紹介します。
まずは、色づく秋の桜の向こうに見えるランドマークタワー。
遠目には春の桜と勘違いしそうです。

次は、クリスマスツリーのような紅葉です。
青空と雲が織り成す縞模様とのアンサンブルはこの日限り。

そして最後はどこまでも広い秋の空

それぞれの秋、それぞれの三兄弟です。