定宿は、じょうやど、あるいは、じょうしゅくと読みます。

 

いつも決まって宿泊するホテル、
その地へ出かける時は、黙っていても決まって宿泊する施設といった意味かと思います。

 

ホテルからすれば、定宿にしてもらうこと、お気に入りにしてもらい、多くの常連客を持つことが重要です。

 

優良顧客を多く持つこと、多くのファンの存在は、決して低価格・効率重視だけからは得られません。

 

そこには、量ではなく質が求められます。

 

ホテルの謳い文句が、こんなに低価格でこれだけの施設に宿泊できますといった内容で、低価格が一番目にあげられているようでしたら要注意です。

 

これまでの出張経験から、低価格・一見豪華主義ほど危ういものはありません。

 

低価格が売りは、ガッカリの種と疑ってみる必要があります。

 

近頃毎日のように報道されている、メニュー表示と内容に差があるという問題も、サービスや品質よりもコストや効率重視という考え方が見え隠れしています。

 

思い出せば、村上ファンドとか株主重視とかが騒ぎ立てられ利益ばかりが重視されたことが、遠因になっていないでしょうか。

 

さて、固い話はこれ位にしておきまして、サラリーマン・オジサンの会話です。

 

『ところで、大阪出張の定宿は何処??』
じょうやどか、じょうしゅく とか ていしゅく とも読むね』
ていしゅく は無いでしょ、無理に読めば読めないこともないけど』
『いや~、この歳になると、ていしゅくでしょ、ていしゅくしかない、求めるものは』
『あの~、定宿貞淑を混同してんじゃないの、そりゃ~男だったら一度は貞淑を求めるもんだけど、今となっては貞淑ってほとんど死後に近いかもね』
『何時の時代も男が求めるのは、貞淑なる貞女、幕末にも貞女和宮の存在あり』
『あの~、それって皇女和宮の間違いじゃないの、ほんとに、貞淑に拘ってる割りには間違いが多いんだからもう』

 

とまあ、こんな調子でして、
じょうやど皇女和宮 が、無難な正解という所で今宵はお開きといたします。