勝手ながらゴールデンウィークを読書週間として過ごしております。

 

前回とりあげた『日本の名随筆・落語』に続いて、

 

これも日比谷図書館で見つけた
週刊新潮『CLUB』通信部発との副題がついた『銀座の女、銀座の客』より、個人的に気に入った文章を紹介します。

 

高級クラブに限って家族主義的な経営をする店が多く、一枚岩の団結を誇っていた。

 

一人のいい客を失うのは構わないが、売れる女の子を失う方が店にとっては損失が大きい。

 

銀座の夜の街を表す言葉の含蓄は、銀座と言わず人生にも参考になります。

 

新入社員の頃に、ちょっと遊び慣れた風の先輩から、
『学生時代はクラブ活動に打ち込む、社会人になってはCLUB活動に没頭せよ』
とか、
『女性の例えで、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花 なんて言うけど、
  サラリーマンは、立てばパチンコ、座れば麻雀、歩く姿はボーリングだってば。』
と妙な激励を受けたことを思い出しました。

 

銀座のCLUB活動を夢見たものの、夢破れて山河あり、胃もたれて酸があり、なんてところに落ち着いていまして、情けないやら残念やらのゴールデンウィークなのであります。