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バンクーバーオリンピックから次々とドラマが生まれ感動ひとしおであります。

 

やはりオリンピックは素晴らしいスポーツの祭典です、クーベルタン男爵にあらためて感謝!!

 

今日のハイライトは男子フィギュアスケート・高橋大輔選手の銅メダルに輝く演技です。
金メダルでもない、4回転も失敗した、でも輝きは金色の銅メダル。
前回のオリンピックで期待されながら不調に終わり、その後怪我に見舞われるという、どん底からオリンピックへの晴舞台への復活であることが、一層心を打ちます。

 

そして、冒頭での4回転ジャンプ失敗をひきずらないその後の見事なスケーティング。

 

選手としても復活し、演技の中でも盛り返す、不屈の精神力であります。
これは何より困難な経験を経た人間なればこそ出来ること。

 

この日は、また、藤田まことさんが亡くなったというニュースが入ってきました。
先日のミッキー安川さんといい、味のある年長者が次々とこの世を去って逝きます。

 

藤田さんも、ミッキーさんも決して順調ではない人生を歩み、直面する困難と向き合い、ある時は何とか交わし、またある時は困難をやり過ごし、その人となりを築かれた方々と感じます。

 

様々な経験が、持って生まれた人への思いやりや人を思う心を磨き上げたと言えるのかもしれません。

 

前回書きました経験の大切さをここでも痛感します。
嫌な事は出来るだけ避けて通る、可愛い子には旅をさせない、今の世の中の風潮について、自分も含めて大いに反省したいと思います。

 

辛い経験を通して人としての心や大人の所作が醸成されて行く。

 

そう言えば、競馬においても
例えばダービーの前に一度東京競馬場のレースを走らせておくといった具合に大レースの前にそのコースを馬に経験させるということが良くあります。

 

大相撲においても、
おそらく人への思いやりやあたたかさが、例え不器用であったとしても、ほんの少し足りなかったために、風格はあっても品格が感じられなかったのかもしれません。

 

ローマは1日にして成らず。
人生も1日にして成らず。
今日も生涯の1日なり。(福沢諭吉)
今日の我に明日は勝つ(美空ひばり)