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山口県徳山(正確には合併により周南市に)の定宿は、ホテルパークアベニューです。
こじんまりとしながら出張価格でくつろげる良きホテルであります。

 

特筆すべきは朝食で、無料のパンとコーヒーもあるのですが、ここでは毎回奮発して1100円の和朝食を頂いています。宿泊費がエコノミーシングルなら5000円しませんので程よい出費とも言えます。

 

お味も程よく、煮物や焼き魚の控えめな味が出張の朝を心地良く演出します。
ご飯と味噌汁もどこがどうということは無いのですが二日酔いの朝でも美味いと感じるさりげない味付けが絶妙です。

 

さて、和朝食につきものの海苔の袋に手をかけると、和紙とおぼしき海苔の袋上にはそれとなく地元を紹介する言葉が印刷されています。
みすずの長門、中也の山口、山頭火の防府
こ、これは、山口の偉人、それも詩人と縁の地を偲ぶ名文句。

 

金子みすずが生まれた長門、中原中也が眠る山口、種田山頭火の出身地防府。
おいでませ山口への文字の横には、
味付けには山口名産の甘露醤油を使っていますの書き込みが。

 

この味わい深き味付海苔は地元・内富海苔店の味付け海苔です。
パリッとしてそこはかとなき味が口の中に広がります。

 

袋にも、作り手の、心がしみる、山口名産、内富海苔店
海苔の香りに誘われて瀬戸内の潮騒が聞こえてきます。

 

ネットでも購入できます。

 

本州の西の端にあり、瀬戸内海・関門海峡・日本海をのぞみ歴史深き山口県、方言はちときつめに聞こえますが風光明媚な土地が中和してくれます。
じゃけ、えらい美味いけんのう。