サラリーマンなら一度や二度ではない痛勤途中の緊急事態発生。
前夜の呑み過ぎがたたったのか、冷房の風直撃が響いたのか、大腸君の困った気まぐれか、もお~我慢の限界、頼む !! 何処でも良いから個室へGO !!
これまでのサラリーマン経験を活かして、地下街だろうが、オフィス街だろうが、雑居ビルだろうが、緊急事態だけに絶妙の臭覚を発揮して個室を探し当てますです、ハイ。
ところがであります、最近のセキュリティー強化ってやつが、大腸君との折り合いが悪いサラリーマンの脅威になりつつあります。
ビルの入口に仁王立ちする警備員さん、臭う話だけに仁王立ちであります。それと、アノIDカードっつう代物です、アレが無いとビルに入れんっチュウ~の。
あ~目の前に待ちに待った、恋焦がれる個室があるのに、もう瞼を閉じれば曲線美しき白い陶器が目に浮かんでおります。でも行けない、たどり着けません、検問とゲートが行き先を阻んでいるのです。
あ~無情、行き場の無いトイレ、そして、このやり場の無い怒り。
でも怒ってはいられなのです、まずは四の五の言わずに、この緊急事態を何とかするのが先決。
この腹立たしいセキュリティーが強化されるたびに駅のトイレに並ぶ列が長くなります。
でも腹をたてると益々大腸君が騒ぐので、そっとなだめながら、くれぐれも最悪の事態を何とかかんとか回避するのです。これぞ究極のサラリーマンの処世術 !!
でも昔はのどかでした。
見知らぬ会社のトイレで緊急事態を回避したサラリーマン同士が笑顔で『おはようございます』なんて挨拶を交わすシーンがあったりしたのですが。
セキュリティーだの内部統制だのと住み難い世の中になって参りました。
ここでまとめの一句、
セキュリティー、見えても行けず、運の尽き。