全身全霊で人生を全うする | 脳幹出血患者☆松田のんが100%の日常を取り戻すまで

脳幹出血患者☆松田のんが100%の日常を取り戻すまで

焦点が合わない…歩く事も出来ない…箸もペンも使えない…
…42歳の主婦を突然襲った「脳幹出血」…
発病から12年が過ぎ、13年目の闘病生活へ突入。
穏やかで充実した毎日を過ごしています。
生きている事に感謝!人生は楽しまなくっちゃ!!

久しぶりのブログ

なかなか更新できていなかったけど

私は相変わらずな日々です

 

↑昨年も一昨年も咲かなかったシンビジューム(多分)が久しぶりに開花!

 

 

脳幹出血で倒れてから12年が過ぎた。

月日が経つのは早いな~

 

現在の症状はここ数年あまり変化ない。

右半身は感覚が薄く、軽いしびれあり。

 

お辞儀をしたり、

本棚の本を探したりするような

頭と共に視線を上下させる動きは苦手。

 

複視のような目の障害が少しあるけど

いまは老眼の方が強いみたい。

 

↑昨年、人生初の眼鏡を作った。老眼鏡ってよく見えるわ~

 

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昨年また転職した。

病気から復帰後、4回目の転職。

でも、私の転職にはいつも意味がある。

 

この病気を経験したからこそ

天命のような目標が出来たため、

それに向かって強い意志を持って突き進むためには、

様々な経験と知識が必要なのだ。

 

毎回、転職には大きなエネルギーが必要で、

転職しなければ安泰な日々だと分かっていながら

そのぬるま湯状態をを捨て、また突き進む。

私ってアホだな~って思うのだが、

この突進力をどうしても止められない。

 

一度きりの人生。時間は有限だからね。


MBTI診断(世界中で利用されている性格診断)では「提唱者」との結果になった

とても少ない稀なタイプらしいが、まさに、私はこの性格!

 

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私はもともと、趣味は読書と料理だったのだが、

病気をしてからなぜか本が読めなくなった。

時間がないということもあるが、

本の世界に没頭することが出来ないみたい。

脳の中の構造が変化したと思われる。

 

今は、もっぱら音楽を聴く。

様々な歌詞に感動し、勇気付けられている。

そして、それらのライブに行ってエネルギーをいただいてくる。

昨年は4つのライブと、1つのコンサートへ行けた。

楽しかった~~!力がみなぎるね。

↑これはゆずのKアリーナこけら落としライブ~

 

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念願の金継ぎ講習を受けた。

私はお重やお盆などの古い木製品になぜか惹かれる。

祖母から受け継いだ古いお重は

ずいぶん前から傷みが激しくなっていたが、

金継ぎをしてよみがえった。

 

↑今年のおせち盛り付けに金継ぎしたお重。間に合って嬉しい!

 

今年は末娘が私の振袖を着て成人式へ。

30年以上前の着物。

でも全然色あせていない。

古いものっていい。

我が子たちも全員が20代になり、頼もしい限りだ。

 

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その一方、今月初旬には私の母が永眠した。

覚悟はしていたけど、とても辛い出来事だった。

 

母は二人の娘を生み育てながら

信用金庫を定年退職まで勤めあげた。

今でこそいろいろな制度が揃っているが、

この年齢では珍しい。

 

母の葬儀には、定年退職から20年以上経っているにも関わらず

たくさんの職場の方々が来てくださった。

 

生前の母についての話を聞くと

もう頭が上がらない。

 

まじめで一生懸命、

あちこちに気を使い、とても控えめ。

誰からも好かれる人だったそうだ。

 

母は認知症でグループホームに入所したが

私が会いに行くと決まって、

「私は幸せ」を連発していた。

 

小さなお菓子が美味しいとか、

職員のお兄さんが優しくしてくれたとか、

すぐにいろいろと忘れてしまうのだが、

とても小さなことに都度感激して生きていた。

 

母は自分の母親を幼い時に結核で亡くし、

貧乏生活で継母に育てられた。

 

大変な時代を生き抜き、

人生を全うしたであろう母だが、

そんな母を私は生涯尊敬し続ける。

 

私も、毎日の幸せを口に出して感謝し、

全身全霊で人生をまっとうする。

 

今の私を生んでくれてありがとう。

母に感謝!